第7話 偵察
教室に取り残された俺はすることがなくて今日の授業のノートを開いてぼーっとしていた。放課後の教室に何もせずに残るのってなんか良い。
ちなみにサクヤは用事があるらしくここには居ない。別に一日中一緒にいる訳じゃないから珍しいことでもないんだけど、やっぱなんか寂しいな。
なんて思っていると、
「よう、ジン。何してんだ?」
聞き覚えのある声が俺を呼んだ。あれ以来ちょくちょく話したりする仲になったマシューだった。
ちなみに今日は1人らしい。別に彼らもずっと一緒にいる訳じゃないだろうからな。
「特に何も」
「そうか、ならよかった。ちょっと付き合ってくれねぇか? 」
「良いけど、何にだ?」
「他クラスにケイゴっていうやつがいるらしいんだが、そいつが物凄く強いらしくてよ。見に行かねえか?」
要するに偵察か。暇してたし、そんなこと言われたら気になる。
「もちろんいいぞ。で、どこに居るかは分かってるのか?」
「よし来た。なら話は早えぇ。場所は訓練場だ。今から行くぞ。」
そう言われた俺はさっさと荷物を片して、彼について行ったのだった。
ミスって『威圧』をユニークスキルに選んでしまった俺の学園生活 天白あおい @fuka_amane
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