半吸血鬼の少女が人狼の少年と出会い、世界が変わる

舞台は1888年のロンドン。人間と魔物が共存している世界。
けれど、人間と魔物が手を取り合って仲良く過ごしている社会ではない。
危険なニオイが立ち込め、不穏で、ミステリアスな空気が物語を支配しています。
半吸血鬼の少女、アデラの謎めいた生い立ち。秘められた能力。
人狼の少年、ラウルは力のある人物で聡明です。
この二人が軸となって、物語はドキドキハラハラの展開に進んでいきます。
第一部完結ということで、先の展開が気になるところです。
吸血鬼が住んでいる屋敷はどんな世界なのでしょう?
ロンドンの貴族社会の雰囲気も素敵で、映像化で見てみたい作品です。