さあ、船出をしよう。ここからウィスタの物語は始まるのだ――!

60000字くらいあるよ、長いよ、とのことでしたが
全く長いと感じませんでした。一気読みしてしまいました!

途中まで読んであったのですが、改めて最初から読み直して震えました。
この物語を書いた、壱単位さんの気迫を感じる文章と物語展開。
文章は時に静謐に時に詩的に時にダイナミックに。
場面により、文章が美しく変化して、読むものを惹きつけました。
素晴らしいです。

これは大きな物語のプロローグ部分だと思いました。
これから船出をするのです。出発するのです。
そして、運命の恋は暗示されていて、期待で胸が膨らみます。

星海(ほしうみ)の巫女、はじまりの巫女の転生者(うまれかわり)。
胸にずきゅんと来るワードではないですか!!

壮大なストーリーの幕開けです。
わたしは、映画館でスクリーンに映し出された映像を見るのです。
そんな雰囲気。
ああでも!
脳内で映像展開するのだけど、壱単位さんの文章も読み味わいたい!!
世界観も素敵なんだけど、この文章がすごくすき。

ふう(満足の溜め息)。
ぱたん(本を閉じる)。

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