脱走への応援コメント
前回の『推理』からそれとなく察していましたが、逃げるという選択しか取らざるを得ない状況になりました。カーテンを結びつけ、窓から脱出するまでの描写が細かく、主人公の慎重さと張り詰めた空気感がこびり付くように、脳裏にイメージさせました。最初のコメントで描写の丁寧さに心配の旨を綴りましたが、どうやら杞憂だったようです。
序盤で書かれていた桃に関しても、ここで出てくるとは考えもしませんでした。丁寧に書かれている物事が、今回のように後から回収されていくと思うと、目を皿にして拝読した方がより世界観を楽しめると強く感じました。
最後のシーンでメイドが出てきましたが、以前と態度や様子が異なり、人形のように操られているように見えました。前話でも出てきた『ソレ』という表現からも別人ではないかと考えましたが、ついに本性を現したとも捉えられます。
考えれば考えるほど謎は深まるばかりですが、先程も述べたように後々明らかになることを期待して読み進めていきます。
魔術とは何かへの応援コメント
良いですよね、こういう魔法設定。
異世界でファンタジーだから、あって当たり前、で処理するのも良いのですが、しっかりと拘って考えられている所に圧倒されます。
科学を基点としている部分からしても、読者はすんなり納得できて受け入れやすいと感心しました。
近況ノートにもありましたが、希越様の作品は、こうした設定の拘りと細かさが素敵ですよね!
作者からの返信
すんなり納得いただけているのであれば、考えた甲斐があるというものです。その上、近況ノートにまで目を通していただき、本当にありがとうございます。
設定が難解、複雑、膨大の三拍子そろって、なおかつ登場人物も増えてまいりましたが、この先もこの世界を楽しんで頂ければと思います!
推理への応援コメント
前話にて私のコメントに返信していただきありがとうございました。
私の拙い考察を楽しみにしていただけているようで、非常に嬉しく思います。
今回の話の内容では、私にはない着眼点から様々な仮説を立てて推理している主人公に感心しました。近くに生物とは違う関わってはいけない何かがいる中で、めまぐるしく推理を展開する思考力と精神力の強さは、私には決して無いものです。そのため、推理シーンでは自分とは違う考え方や思考回路を読むことができ、私はきっとこれがあるから読書が好きなんだと改めて実感しました。内容から脱線してしまい申し訳ございません。
話に戻りますが、主人公からの心情から察するに、作中の『ソレ』がメイド二人の主人ということになるのでしょうか。それとも仲間なのでしょうか。
いずれにせよ、主人公にとっては脅威の対象であることに間違いなさそうですね。
余談ですが、今回の話を拝読した際、『注文の多いレストラン』に近い雰囲気を感じました。
天権叙階儀式・天礼告解への応援コメント
天権関係のネーミングセンスがとても高い
高すぎて羨ましい
ユメの呼び声への応援コメント
前話の最後で主人公が就寝したため、夢の内容が大変気になっていました。
序盤と同様、予知夢ではないかと予想していましたが、回想に近い感じがします。特に1人目の女子学生は3話の『白い現実、色彩の夢』で一度登場していたため、主人公とどういう関係があるのか気になりました。続く2人の人物は、恐らく主人公の母親と父親かと思いますので、姉妹か恋人、あるいは幼馴染みだと推察しています。
また、2人の女性につきましては、ム中館のメイド2人のことでしょうか。詳しく書かれていないため、別の人物の可能性も考えられます。歌も主人公の記憶から消えずに残っていることから、今後の展開に大いに関わってきそうですね。
作者からの返信
鋭い考察ですね。ベツさん
確かに宮代少年があの町に暮らす以上、そこに親がいると考えるのが妥当でしょう。
一歩進んで、家族構成を見直してみると改めて分かることがあるかと思います。
そして。えぇ、歌です。この歌は物語上、非常に大事なものになっています。ぜひこの歌詞に注目していてください。
それでは、またベツさんの考察を拝見できることを楽しみにしています。
ム中館 3への応援コメント
先日はご返信ありがとうございました。作者さんからコメントを頂けたこと、光栄至極に存じます。
今回の話は「ム中館」という題名が続いていたため、ム中館1~3を一気に拝読しました。果たして序盤の夢の続きはどうなっているのだろうか、と読む前から心臓が早鐘を打っていました。夢の一部だったから「夢中」、霧が発生したから「霧中」、手探りで進んでいたから「無中」、と「ム中館」の題名からこの先の予想を立てていましたが、まさか可愛らしいメイド2人がお出迎えするとは思ってもいませんでしたね。
ただ、主人公の記憶に穴が空いてしまっている状態は片時雨のようです。館の居心地は至高でメイドとのやり取りも長閑な反面、不穏が見え隠れしているように感じます。最後のシーンで主人公は就寝しますが、一体どんな夢をみるのか楽しみです。
白い現実、色彩の夢への応援コメント
序盤の夢と同じ光景からして、もしや無限ループでは?と思いましたが、この憶測は違っていますね。
マンホールのイラストのギミックに興趣を覚えました。怖いと感じていても進むしかない主人公の心情と動作の描写は、私を物語に引き込ませるのに充分でした。早く次の文章を拝読しようと急ぎ立て、作者さんの言葉で紡いだ世界観に没頭してしまいます。読んでいて心嬉しいです。
作者からの返信
ベツさん、毎度丁寧な応援コメントありがとうございます。私もコメントを楽しく拝読させていただいております。楽しんでいただけているようで、作者としてもうれしい限りです。これからも更新していきますので、お楽しみください。
白い現実、色彩の夢への応援コメント
現実から非現実の世界に変わっていく描写がとても鮮明に想像されて、これから物語が始まっていくんだろうなという予感にわくわくしました。
今後の展開と物語の世界観に期待しています。
白い現実、色彩の夢への応援コメント
現状3話まで読んだ状態での感想。
日常世界に潜む非日常感、ゆっくりと這い寄ってくるような『異変』の表現がとても素晴らしい!
そして何より、小道具の使い方が上手く、思わず唸りました。
今後どうなって行くのか、そして呉先生が言っていた「天狗」とは……
とても興味深い! 今後とも追わせて頂きますッ!