2023.10.11 本と診断
なぜ人は生きなければならないのかということを考え始めてどれほどになるでしょうか。
理由はわからないけど、どうも、生きねばならぬ事は確かなようなのです。少なくとも、世界の常識としては。
それは、情緒的人間の世界はもちろんのこと、自然の摂理としても。人の体は、もちろん私自身の体も例外ではなく、極力生きられるようにうまくできている。危ない事が起こればそれに逆らうような反応が起こるもの。そう簡単に人は死なない。つまり、世界は言うわけです。「その時が来るまで生きろ」と。
なぜ?
死ぬために生きるのが生物というものなのであれば、どんな時に死んだとしても同じこと。もちろん、種全体の利益として、せめて子孫を残してから死ねというのはあるのかもしれませんが。では、なぜ種の存続はそれほど重要なの?
情緒的人間の世界での考え方では、私に近しい人たちはきっと「死に別れるなんて悲しいから」と言うことでしょう。優しく、私を大切にしてくれる人たちだからこそ、そう言うことでしょう。でも、それは私にとっての利益は何もない。なのでそんな理由は私を納得させることにはならないわけです。
だから、シーシュポスの神話を買ってきました。
それから、通院して、適応障害の診断をされました。だからといって何も実感が湧きませんが。
ある看護学生の療養 麻比奈こごめ @Spiraea
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