フォース・オブ・ウィル　2000年の時空を越えてありがとうと伝えたい

日本に住む二十歳の少年、空山（そらやま）征十郎（せいじゅうろう）は、ある日母の友人であるアメリカ人のアレックスに半ば強引に連れられ、中東にある某国の首都である聖地にやって来ていた。
着いた初日に征十郎はアレックスに聖地の外れにある、旧時代の古びた神殿が立ち並ぶ小さな集落へと連れられ、その後一人放り出された征十郎は集落を少し見て回り、その後、案内された宿泊予定の民家で昼寝をしていたのだが、奇妙な夢を見て目が覚めた。
起きてすぐに外の異変に気付き慌てて外に出れば見た者全てが畏怖を覚えるであろう異形の化け物が集落の人々を襲っていた。
集落の人々は征十郎に逃げる様に促し、化け物に不思議な術の様な物を使い足止めを行い彼は苦渋の判断で逃げる選択をした。
しかし、化け物は足止めを振り切り征十郎へと迫る。彼…続きを読む