2023-09-29
健康診断書を取りに行った。年齢の割に異様に健康で驚いた。BMIは20代並で、γ-GTPもぜんぜん問題なし。視力は両目1.5だ。ここ数年、ものがぼやけて見えるようになって、視力がずいぶん落ちたんじゃないかと思っていたけどそうでもなかった。もしかしたら、食後に薄暗い部屋で本を読む習慣があったせいで一時的に目が悪くなっていたということなのかもしれない。最近は食後は本を読まずにオーディオブックを聴いているので、結果的に目を休ませることになっていたのだろう。
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自分がこれから大学教員に復帰するのか、それとも実務翻訳者に転身するのか。方向が定まらないので何をしていいかわからず、無為に時間を過ごしてしまう。採用されたら住むことになる地域のYouTube動画がいくつか上がっていたので観てみた。前に一度行ったときは、駅の周りに店がほとんどなくて、なんて寂れた町なんだろうと思ったけれど、中心街はもっと離れたところにあるらしい。といっても、中心街は中心街で寂れている。これまでは比較的都会で暮らしてきたので、この寂れっぷりはちょっとつらいな。町には期待せず、キャンプでもして自然とともに暮らすか。
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地域研究の文献をちょこちょこ読んでいるけど、あんまり面白くない。けっきょくどれも、「現地に足を運んで一生懸命調べてきました」というのばかりだ。調べてるだけでは何の問題解決にもならないと思うのだけど。調べることで、明らかに間違った解決策を除外することはできるようになるかもしれない。でも、それ以上のことはできないんじゃないか。
一方で、ネットの世界のコミュニティ論の方はずっと面白い。Linuxみたいなオープンソースのソフトをつくるプロジェクトをつくるために、どうやって他の人たちと協力できるコミュニティをつくっていけるか、みたいな話だ。今読んでる『遠くへ行きたければ、みんなで行け』は、実際にそういうプロジェクトを運営してきた人が書いた本なので、コミュニティづくりの具体的なアイデアやコツがたくさん書かれている。地域研究みたいに「調べて終わり」というのではなく、「実際につくってみよう」というところまで話は進む。
ネットでのコミュニティ論と地域研究をうまく組み合わせられないものだろうか。地域だけ見ていても話が貧乏くさくなるばかりでつまらないんだよな。地域研究の人の提言で「できるだけ地域の外にお金を逃さずに地域内でお金を循環させよ」というのがあるのだけど、これもすごく貧乏くさい発想だと思う。ケチな人のところにはお金は集まらないよ。むしろどんどん地域の外にお金を放出した方が、もっとたくさんのお金になって戻ってくる、みたいなストーリーが描けないだろうか。ネット上でのコミュニティ論はたぶんそういう発想だ。フリーソフト開発なんかで、出し惜しみせずにどんどん貢献するから、他の人もどんどん貢献してくれて、ソフト開発が進んでいく。そういうおおらかさやオープンさがないと、やる気のある人ほどどんどん地域から出て行っちゃうと思うんだけど。わたしが地域が苦手なのは、貧乏くささを美徳のように語る人が多すぎるからだ。
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なんかネットの調子がわるくて映画が観られなかった。それに、あの重苦しい映画のつづきを観るのはおっくうでもある。もう白黒映画はやめて、脳天気なアニメでも観ようか。
他人事日記 残機弐号 @odmy
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