6:フリーランスってどんな人に向いてるーー!?


皆さんの周りに「フリーランス」ってどのくらい居ますか?

ちなみに、仕事を辞める前までの私の周りには一人も居ませんでした。


そう、普通に生きてると、会社員が圧倒的大多数なんですよねーー!


それで、ちょっと考えました。

「フリーランス」って、どんな人が向いてるのかなって。

で、コレは完全に私の独断と偏見なんですが、「やりたい事」と「出来る事」がハッキリしてる人なんじゃないかなーって思ってて。


とにもかくにも、フリーランスは「自由」です。


何時に起きるかも自由。

どこで作業するのかも自由。

どのくらい作業するかも自由。

いつ休むかも自由。

何をするかも自由。

それだけじゃない!「何を“しないのか”」も自由。


ともかく、自由&自由&自由!

満員電車からも、長い通勤時間からも、嫌な上司からも、軋轢を生む人間関係からも、突然降ってくる仕事からも、全てから解放されます。


フリーランスは、会社員として勤めていた時とは正反対の生活です。

わーい、最高じゃん!踊れ踊れ~!


と!実際、2022年8月に仕事を辞める直前の私は、これから始まる最高に自由な生活に胸を躍らせていました。


でも、フリーランスとしての生活が、一日、また一日と過ぎるたびに襲ってくる不安。


「え……私、どうすんの?なにしたらいいの?」って。


そう、一見聞こえの良い「自由」なんですけど、コレってかなり曲者なんですよ。だって、言い換えると「自由」って「無」に近い。


誰からも指示は貰えない。

何をしたらいいのか「正解」も分からない。

でも、行動した事(もしくは行動しなかった事)による結果は全て自己責任。


ナニコレ、怖いんですけどーー!?

大学を卒業してから10年間、どっぷり会社員生活に明け暮れていた私は完全にパニックですよ!


「誰か!私に指示して!?」「正解を教えて!?」って叫びたい気持ちでした。そこからしばらくは、一人の部屋で毎日「自由」を前に悪戦苦闘。


そうなんです。「自由」ってやった事ないスポーツに挑戦するみたいな感じでした。

会社員の時に使っていた筋肉とは全然違う場所を使って動かなきゃいけない、未知のスポーツ。


でも、「自由」だからこそ「やりたい事」そして「出来る事」は、自分の活動の羅針盤なんです。「やりたい事」は向かいたい方向。でも、「やりたい事」をするにしても自分の「出来る事」しかできません。


今、当たり前じゃんって思いました!?

それが勘違いしちゃうんですって!

「努力すればコレも、アレも出来るはず!いや、むしろ出来なきゃだめでしょ」って!

「努力」で何でも解決できそうな気がしちゃう。


「努力」という言葉の魔力ヤバイですよ。


さて、ここで注意!

努力した結果、出来ない事を他人と比べると、病み散らかすので絶対に止めましょう!


ちなみに、私はSNSでの交流や他人との比較により体重が6キロ減った挙句、食べ物が喉を通らなくなりました。

いやぁ、あの時は無事に病み散らかしました!まぁ、この話はまた後日。


自分の持ってるカードの中から(ここ重要!)、今やれる事を一つずつ試しは失敗してを繰り返していく。


それが「フリーランス」です。

なので、私なりの「フリーランスに向いている人ってどんな人?」の結論は……


「自由」という大海原を泳ぎ切る為に「やりたい事」と「出来る事」を明確にして、自分の出来る範囲で手を動かし続けられる人。


つまり「誰にでも向いてる可能性がある」って事です。

使った事のない筋肉でも、毎日練習して動かしていれば、それなりに慣れて動かせていくものですからねーーー。


会議中に思考停止して動悸息切れを起こしたり、医療事務では何回も処方箋を打ち間違えたり、薬の注文が漏れてオペの日に薬剤足りなくなったり……(ほんと酷いな)


そんな私でも、試行錯誤しながら何とか活動しているんですから。


……あれ、待てよ。

もしかして「もう就職したくない」という、不出来からくるこの「負」のパワーこそが、全ての原動力なんじゃ。

よし、じゃあ追加でもう一つ。


フリーランスに向いてるのは「やりたい事」と「やれる事」、そして「やりたくない事」がハッキリしてる人です!


私にとって「やりたい事」は、「仕事に行かずに小説を書き続けて、同じ癖の人の元に届けること」

「やれる事」は、「自分の癖を詰め込んだBL小説を書くこと」


そして「たりたくない事」は、「会社員」!!!

(声高に言いおった)


まぁ、泳ぎ方は人それぞれ。

これからも「手」だけは動かしていこうと思いますよ。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

睡眠時間を削ってBL小説を書いていたら、夫から「仕事辞めて小説書いていいよ」と言われた主婦のお話 はいじ @towaiamo

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ