転生者、現地人、魔族がそれぞれバランスを取る世界

異世界転生ファンタジー作品である。日本人に馴染みの料理が出てくる。

現地の人間が欲望まみれだったり、魔族の方が差別なく礼節をもって他種族と交流したり、と。
数値や能力が絶対的価値観であれば、現地の人間のように冷たい態度になるかもしれない。

料理というのは、数値的な能力よりも、先人の知恵を活かして、温かい愛情を相手に渡す方法の1つである。

店主の上杉さん(転生者)は、物理的な強さがある一方で、能力や種族、性別などで他人を判断しない優しさもある。
人間としての度量が深く、勇者にならずとも、異世界をより良く導いてくれる存在である、と私は思う。

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