第4話 初めてのお外

プレゼントを渡された後、普通に寝た。

次の日、俺はお父さんに外に連れて行ってもらうことになった。

なんでも、5歳になるまで外に出られないしきたりがあるらしい。


お父さんが俺の身長よりも高い位置にあるドアノブをひねり、ドアを開けてくれた。

ガチャッという音とともに懐かしい世界が見えてくる。

青い空、緑が多くある庭、自然あふれる空気。

なつかしさのあまり、わぁと声をあげてしまった。

すると

「お前はもう5歳だから、俺たちのように強くなる必要がある。だから、鍛錬を今日から始めるんだ。」

とお父さんが言った。


鍛錬か、、、

ようやく俺の人生も一歩前進だな。


この日から俺は毎日鍛錬をすることになる。

明日から続く鍛錬の厳しさをおれは、まだ知らない。


そのままお父さんに連れられ、村(?)を散歩することになった。

俺たちの家は、森が近くにあるようだ。

しかし、森のほうにはいかず、村の中心部へと歩いた。

なぜ?と聞いてみたら、危ないからだと帰ってきた。

何かあるんだろうか?


村を歩いていると、村人たちと遭遇した。

ここはのどかな村だ。田んぼがたくさんあるしな。

村人は、お父さんを見ると「おはようございます」

と声をかけた。


そして、お父さんの後ろにいる俺の姿に気が付くと、

「もう5歳になったんですね。おめでとうございます。」

と言っていた。

えっへん。




家に着いた。

散歩で気づいたことある。

もしかして、俺のお父さんって結構えらい?


だって村人の人たちは俺のお父さんを見たら挨拶をしてくるし、

「いつもありがとうございます。」

的なことも言っていたのだ。



家に着いたら、人生初めてのトレーニングだ。

まずは、全然体力がないので木刀などは触らせてもらえずに、普通の筋トレとか走り込みをした。めっちゃ疲れた。

あまり目立ったものはなかったので、それは割愛。


それが終わったらお昼ご飯を食べ、午後だ。

なんと、午後も訓練があった。

訓練といっても、午前中のような体力を作るトレーニングではなく魔法の訓練だ。魔法の訓練ってことは、俺も強い魔法とかを使えるのだろうか。すごい楽しみだ。魔法の訓練はまず、知識から始まった。

習ったことは結構あった。


この世界には、魔力というものがありそれはどんな生き物にも宿っている、魔力を使うと魔法を使える。魔力は肉体が耐えられる程度の量しかない。なぜなら、身に余る魔力は体をこわすからだ。文字のまんま、魔力が多すぎると体が崩壊するらしい。おお怖い怖い。


そして、魔力を扱うには魔石が必要らしい。一般的には耳飾りとして耳につけるらしい。おれも、たんじょうびにもらったやつだ。人間には属性というものがあってその属性によって魔法の扱いやすさがかなり変わるらしい。そして、属性は耳飾りの光り方によってかわる。ちなみに、親たちも耳飾りをつけている。でも、光ってはいない。どうしてかきいてみたところ、魔力を押さえているかららしい。魔力精度が未熟だと光って見えるらしい。それか、よほど魔力が少ないかだ。魔力は完全になくなると死ぬらしいが、そんなことはよほどないらしい。なぜなら、魔力が少なくなってきたら体が防衛本能で気を失わせるからだ。つまり、魔力が少なくなりすぎると倒れるってことだ。まあ、戦いとかでは一瞬の隙が致命傷になるので、魔力を無くしたらとりあえず負けってことでいいだろう。あと、魔力は生まれてから増えることはほとんどない。。。鑑定魔法が使えるとステータスが見えて自分の魔力や体力、スキルがわかるらしい。真の強者は自らの肉体を鍛えまくっているからつよいらしい。


とまあ、こんなことが今日習ったことだ。










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脳筋一家に転生した俺、両親たちはすごい人らしいです 紅花 @tapiokya

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