初めての武器屋


「すげぇ〜〜。」


 武器屋に入った瞬間あまりの武器の多さに驚いた。


「こんなにあったら選び放題じゃん。」


「ここに置いてあるもんはほとんど初心者向けだ。ある程度の奴からはオーダーメイドするからな。俺の今使ってる剣もここで作ってもらったやつだ。」


 へぇ〜そうなんだ。カイ師匠が頼むってことは凄い腕利きの人なんだなぁ。ちょっと見てみたいな。


「朝からうるさいのぉ。誰じゃ?」


 奥から立派な髭を蓄えてる筋肉のごつい小さいおじさんがでできた


「久しぶりだなドルフ。」


「ん〜?お主!カイか!久しいのぉ〜〜!!」


 カイ師匠と親しいぽいね


「カナタ、ハルカこいつはドルフ見ての通りドワーフでここの武器屋の武器はこいつが作ってる。」


『ドワーフ!!!』


「そーいや、お前らドワーフ見るのは初めてか。」


 ドワーフとは小柄で筋肉ムキムキの種族。主に鍛治が得意でエルズ王国の武器のほとんどがドワーフの手によって作られている。カナタたちは人族以外の種族を見るのはこれが初めてである。


「ほんとに小さいんだ……。」


「ほんとね。」


「おいおい。いきなり小さいは失礼だろ。まぁ事実だけどよ。ワ〜ハッハ!」


 豪快に笑うドワーフさんだ。


「カイ師匠!早くぶきみたい!」


 周りにたくさん武器があるせいで気になって気になって、いてもたってもいられない!


「そうだな。ドルフ良いか?」


「おう。良いぞ。じっくり見てけ。」


 良し!ならまず店を1周しよう!


 こうして俺とハルカは初めての武器選びが始まった。


 

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ありふれた英雄譚 きの @kino0111

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