前作を読まずにこちらから入っても楽しめます!
地球に突然現れ、あれこれ交渉したり建設したりして関わっていった異星(異星系)人『星の人』。その司令マリウスに惹かれて一緒にお仕事をすることになった地球人・タカフミを中心に、資源を略奪している宇宙海賊を追っていきます。今回は戦闘もありますが、ギリ平和的な範囲内に留められております。解決法もまた度肝を抜かれますよ!
『星の人』と海賊の争いの行方は?
マルガリータの今回のグルメは?
そして無表情戦闘人形マリウスとタカフミの想いの先にあるものとは?
SFもテクノロジーも、かっこいい戦闘描写も、ひと匙のラブとお色気も、堂島の妄想コメディも、と盛り沢山な作品!読み応えたっぷりで、なのに読みやすい!SFが初めての方にも大変おすすめです。
マリウスという「星の人」すなわち異星人の美少女がいる。彼女は戦闘人形で、地球人のタカフミは彼女のそばにいて……彼女の「思い切りの良さ」に頭を痛めている。
何を言っているのかよく分からないかもしれませんが、まずはキャッチフレーズをご覧いただきたい。
それが全てを物語っています。
そしてストーリーは、宇宙の平和や国際関係がからむ話で、そういう中では地道な交渉が必要だというのに……うん、やっぱりキャッチフレーズが全てを物語っています(笑)
そしてマリウス以外にも、食欲魔神の美少女とか、何でそのあからさまな言い訳に気づかないのとツッコミたくなる軍人とか、そういう異星人ばっかり出てきます。
宇宙国際社会というシリアスな世界と、こういうキャラたちのギャップがたまりません。
実は「星を掘る、黒髪が揺れる」という前作があるお話ですが、読まなくても充分楽しめます(もっと楽しみたい方は、ぜひ前作もご覧ください)。
ぜひ、ご一読を。