プレバト俳句（2023/09/14放送）、添削について

プレバト俳句（2023/09/14放送）について

今回もプレバト俳句を楽しく拝見しました。

私は俳句の専門家ではありませんが、

専門家ではないからこそ、気付くことがあるのかもしれません。

さて、今回のお題は「夜食」。

夜食が秋の季語だとは知りませんでした（勉強になります）。

そんな中、夏井いつき先生は、

永世名人の藤本敏史さんの俳句を（句集に）掲載決定と

評価されていましたが、私は、まだ直せるのでは？と

少し疑問に感じました。

それでは、藤本さんの原作の俳句を見てみましょう。

ショッカーのかたまって摂る夜食かな

（摂るは「とる」と読みます）

これはこれでいいのかもしれませんが、

僭越ながら、いくつか添削例を挙げてみます。

1　ショッカーのたむろして食べている夜食

2　たむろしてショッカーの摂りいる夜食

3　たむろしてショッカー夜食弁当を

4　たむろして夜食を食べるショッカーら

5　たむろして夜食おにぎり喰うショッカー

1から5へ進むに従って、添削の濃度を上げてみました。

「かたまって」は「硬直して」と誤読される可能性がありますので、

「たむろして」のほうが妥当でしょう。

「かな」は、夏井先生は、おかしみがあると評価されていましたが、

私は、2文字もったいないので、不必要かなと判断しました。

個人的には、最後に種明かしとして「ショッカー」が

出てくるうえに、「おにぎり」と「ショッカー」の取り合わせが面白い

5の添削例が、いちばん優れているのではないかと思いますが、

いかがでしょうか。

今回は以上です。