歯車が狂う刻

旧四の刻 新事実

「なあ天川、あいつらどう思う？」

　機嫌悪げに所長が話し始める

「あいつら、、、とは誰のことでしょう？」

　俺は同僚たちのことを思い浮かべたがそんな所長の気に触るような奴はいなかったと思うそう考えていると

「あー、、言い方が悪かったな、あのバケモン達のことだ。」

「ああ、どうって言われても、、、不思議な奴らだなとかどうやって作ってるんだろう、とかは思ったことはありますが、、、」

　所長が何を聞きたいのか俺にはわからなかった、所長が作ったのだからあいつらについては所長が一番知っているはずだ。

「、、、、俺は、あいつらがどうやって生まれているのかしらないんだ、、」

「え？でも、、あいつらを作ったのは所長なんですよね？」

「いや、あいつらは俺が作ったわけじゃないんだ、あいつらは不定期に本部から輸送されてくるんだ」

「そうだったんですね、、、」

　所長は作っていないという事実に驚きはした、ただ俺は他に気になるとこがあった。

「ちょっと気になったんですけど、俺になんで質問したんですか？」

「いや、お前以外にも言ってるぞ？まあ俺が作ったわけじゃないってのはお前しか言ってねえけどな」

「何すか？ツンデレすか？」

「ちげえよ、、、なんなんだよ俺は、、、」

　そう言い所長は話し始めた。