大好きだった彼女の苦しみに気づいてあげられなくて。

辛く痛ましい。
胸がキリキリと締め上げられるような辛さがずっと、読み終わったあとも余韻として心を満たしている。

彼女の願い、それが主人公に届かないことが余計につらかった。
主人公は何もかも、諦めてしまった。彼女の手紙が、主人公を今世に繋ぎ止めることはできなかった。

どうか天国で、再開できることを祈る。