瓶の蓋を開けたくなる。

主人公(一人称)が、ひらけた所から閉鎖空間の奥へとすすんで行く事で話が進行します。巧い言葉遣いでリアルな夢を見させる様な描写により、記述がない空間の気配も目の端に感じます。
 そして最後、読者は、作者によって用意周到な瓶の底へ連れて来られている事に気付くのです。

 この短編の前後にはどんな出来事が詰められているのか、蓋を開けて見たくなりました。