第5話 ガラスの靴

ブランド「GUTTU」は、新しい製品の開発の、シンクタンクを持っていて、そのエンジニア、プログラマー、CEOが理子だった。それは特殊なネットワークとAIの複雑な複合体で、brain stormingやその他のアイデアの実現プロセスのノウハウをフル活用できる、最先端の技術を集積した「GUTTU」の頭脳とも言えるシークレットシステムだった。


「で、無数のアイデアが取捨選択されて…使えそうなのはこれだけだったの」

「ガラスの靴?」

「シンデレラになれる魔法の靴…生体工学やバイオ、遺伝子工学、分子生物学、その他の科学技術の粋を結集して抜群の『美脚効果』がある、履くだけでシンデレラのような美しいお姫様のプロポーションに変貌できる、夢のような「美脚靴」をデザインしたわけです」

「すごい!」

「売れ行きまでシミュレーションしてみました。多分美容に関心のある若い女性の層にウケると確信があります。ヒット商品はもちろん、ベストセラーになるかもしれません」

「ありがとう、理子。本当に貴女はベストパートナーだわ。今夜はまた『利休』で落ち合って、しっぽり濡れましょう?笑」

「フフ。イエッサープレジデント❤笑」


「続く」



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ショートショート・『靴』 夢美瑠瑠 @joeyasushi

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