3言目 地球さん熱くなってる

 なんか地球温暖化とか問題になってる。

 SDGsとか?


 個人的には暑いのイヤだし、寒いのもイヤ。

 空調の効いたところで快適に過ごしたい。

 なんなら、電気代も使わなくても外の空気で快適ならサイコー。


 なんだけど、間氷期とはいえ、現在は地球の歴史的には珍しい氷河時代。

 そんなに珍しくはないだろうか、長くはないという表現くらいだろうか。

 とにかく、地球さんが体調を悪くしている状態にも見える。

 温暖化して、やっと平常なのにヒトカスは温暖化させまいとしている。

 ヒトカスの努力なんぞ地球さんが咳をしたら吹っ飛ぶ程度。

 空気中の二酸化炭素濃度は0.04%、そのうちのたった5%が人間の活動によるものだという説も見た。


 確かに暑さはヒトカスには辛い。

 何しろ我らヒトカスは氷河時代しか経験していない。

 でもヒトカスは寒さにも弱い。

 江戸時代は小氷期と呼ばれるほど寒い時代だったが、寒冷化による飢饉を何度経験して、何人もの犠牲を出した。

 天明の大飢饉のときなんか、もともと太陽の活動が弱くなって寒かったところに、浅間山とアイスランドのラキ山の大噴火が原因の冷害まで起こった。

 餓死は辛いだろうな。

 同じ時期にフランス革命も起こる。

 食えない不満が国に向けられた。


 ってことで、人間ごときでは地球の気温をどうこうできるものではない。

 暑くなろうが寒くなろうが、餓死者を出さないようにするにはどうしたらいいのかに注力するべきなんじゃないの?




 もともと熱帯の植物だったのに品種改良によって寒さに強い米を開発した先人たちや、省エネの家電を作り出したメーカーって凄いよね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

仙人に憧れる変人の独り言 ウル ウルク @pp-PP

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ