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2-7 Not Found」への応援コメント

  • 私は二人とも帝王切開だったので下から産む苦しみは味わっていないのですが、一人目の時の出したいのに出せない苦しみをほんのり思い出しましたね。

    有瀬君、良いパパになるだろうな……。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    帝王切開の方が、産後の肥立とか絶対大変だと思います。
    出したいのに出せないのは、本当に苦しいですよね( ;´Д`)

    有瀬くん、子供も好きそうですし、良いパパになりそうですね(*´꒳`*)


  • 編集済

    痛々しいシーンでしたが、生まれてくることができなかった赤ちゃんの為に弐千佳さんが女の子の代わりに出産してこの世に生み出してあげたようにも見えてちょっとホロリと来てしまいました。描写が陣痛の感じと似ていますもんね。有瀬くんがさすってあげてるのも(自分の出産を思い出して震えている)

    赤ちゃん、この世に生まれて逝くことができて良かったですね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    このシーンは私も陣痛のイメージで書きました。赤ちゃんの魂を消滅させる手もあったはずですが、弐千佳は自らの痛みと引き換えに浄化して天に返すことを選びました。
    有瀬くん、何が起きているのかさほど理解はしていないはずですが、とりあえず何とかしなきゃと、考えるより先に動くタイプですね。意外といい夫/パパになりそう。
    赤ちゃん、来世は幸せな人生を送れるといいですよね。

  • 行き場のない思いが生まれた経緯の壮絶だからこそ、それを祓う行為も命懸けのものになる……そんな強い説得力が胸を打つ回でした。
    2章の序盤で、向こうに意識を引っ張られかけて不安定になっていた弐千佳が、ほんの少しだけ一人でいることを望んでいましたが、ラストシーンを見届けた今、二人でよかったなと心から思いました。生理の重さ、女だからこその痛みや苦しみと相まって、すずめさんならではの持ち味が光る章でした。あと少しの2章を、引き続き追っていきます!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    家という場所を舞台にするにあたって、家庭内で起こる薄暗い問題にスポットを当てずにはいられませんでした。
    特に2章は、物理的に女性であることが大きな要素の一つになっています。
    持って生まれたものの不都合さはどうにか折り合っていくしかないんですが、ちゃんと尊重して寄り添ってくれる誰かならば一緒にいる選択肢も生まれるでしょうね。
    この章、いろいろ踏み込みすぎたかしらと不安だったんですが、そう言っていただけてホッとしました(*´-`)


  • 編集済

    苦痛の表現がリアルで思わず手に汗握ってしまいました。弐千佳さんの除霊に対する考え方がとても情があって素敵です。
    自分を傷つけるやり方をしても心ある対応をする弐千佳さん、深いキャラクターですね。
    ないはずの部屋の設定もミステリアスで良かったです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    この回は私も陣痛を思い出して歯を食い縛りながら書いてましたね……( ;´Д`)
    弐千佳はドライに見えるんですが、意外と情が深いです。それ故にこういう内容の除霊だと重く受け止めて、いっそう心苦しく感じがちかもしれません。
    4号室の部屋番号を避けることと、エラーコード404のイメージが繋がってできたストーリーでした。

  • 生まれてしまった404号室。
    でも存在はないのだからNot Foundなのかしら。
    この赤ちゃんとも相まって、何とも言えないタイトルになっているのですね。
    しかしながら弐千佳さんの頑張りぶりは、有瀬君からしたら心配でもどかしいかったことでしょう。
    今回で、彼の力がますます弐千佳さんに必要なものだと一読者確信いたしましたよ。
    大切な存在、大事にしていってほしいです!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    日本語の語呂合わせで4号室を避けるのと、エラーコード404、全然違う由来なのに同じ数字なのが面白いなと思ったところから、生まれた章エピソードでした。にしても、ひでえ話を書いたもんだ……

    これだけ激しい術で身を苛む弐千佳ですが、有瀬くんが痛みを緩和してくれるなら、今後は一人で苦しまずに済むかもしれませんね。

  • 痛みが伝わる壮絶なシーンでした。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    ここは陣痛を思い出しながら書いていました。除霊のためとは言え、自らこの痛みを起こすのは胆力がいると思います。

  • 凄まじい回だった……
    小さな魂が安らかに眠れますように😢

    それはそれとして夜用40cmはガチのやつですね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    陣痛の経験のある女性は特に、この痛みを想像しやすいと思います。
    ちょうど産み直したような形になったので、まっさらな状態で来世へ向かえるといいですよね(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

    夜用40センチはなかなか手にしないサイズですよね。超多い夜も安心。

  • もっとも怖いのは、やはり凄惨な過去のある場合ですね。流れた子供が負の念を抱えた女性を引き摺り込んだって怖すぎる。しかも、その怪異が今も続いているだなんて。間違ってこんな部屋に住んだなら、と思うとゾッとしました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    過去にこの部屋で起きていたことが原因で、命に関わる事態に巻き込まれるかもと思うと、おちおち住んでいられませんよね(><)
    立て続けに不幸の起きる事故物件というのも実在するようで、どれほどの怨念が染み付いているのか恐ろしいです。

  • とても印象的な浄化でした。どろりとした負の念が、ならではの方法で実感的で。すごい……!
    あ、あと、類友説を推してくる有瀬くんに毎度ふふっとなっております。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    女性の方にはリアルに分かると思いますが、あの、経血がズルズルドロドロ出てくる感覚が、まさに負の念の澱みの感じですね。
    有瀬くん、最初から類友って言ってましたね笑

  • ちょっと今回の話、辛すぎますな……。帰ってネコちゃん撫でて落ち着きたい……。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    ね、ほんとに、だいぶ救いのない話になりましたね……
    というかネコチャンいるんですね(*´Д`*) ネコチャンから癒しを摂取してください……!

  • 存在しないはずの404号室という概念が様々な状況が揃ったせいで生まれてしまったんですね。誰にも知られることのなかった負の念。まさに無念ですね。仏壇があっても成仏することを許されなかった魂、無事に成仏できるといいんですが……。しかし有瀬くん、能力者としても優秀な気配がしてきましたね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    そうなのです。よりによってこの場所で、不幸な偶然が重なってしまいました。そもそもこの女の子の置かれた状況が凄惨でしたね……(><)
    まさに無念。本当だ……!
    弐千佳によってしっかり浄化できたので、良い来世が待っているといいですね。
    有瀬くんの力?は、弐千佳のような人には必要かもしれません。

  • やっぱり、赤ちゃんが……。恐怖と諦め、絶望と無気力。切なすぎる。(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
    除霊の仕方も予想外でジンワリでした。


    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    甲斐さんにはずっと赤ちゃんに着目してくださって、伏線張って良かったなと思いました。
    この女の子は苦しかったですね……(><)
    女である弐千佳ならではの除霊、覚悟が決まってましたね!

  • Not Foundってそういう(`;ω;´)なんともしんどいしんどすぎる。

    やっぱり、弐千佳さん、自罰的過ぎませんか(`;ω;´)理由があるんでしょうけど、なんかこのまま続けたらそのうち駄目になる気がする。だからこそ、今回も安吾くんがいてくれてよかったε-(´∀`*)ホッ 覚醒前かな((o(´∀`)o))ワクワク

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    ちょっと言葉遊び的ですが、見つからないもの同士が結びついてしまいましたね……(><)

    自罰的と捉えてくださって、ホッとしました……!
    そうなんですよね。魂ごと吹き飛ばすより、自分が痛みを我慢する選択肢を敢えて取りました。
    有瀬くんがアシスタントになったのは運命的だったかもしれませんね(*´ー`*)

  • >同質の負の念は強く同調し、増幅する
    これ、本当にありそうでゾワゾワします。有瀬くんが「類友」と言っていたように、リアルの人間関係でも同じですね。

    今まで無量さん呼びでしたが、今回は弐千佳さんと呼びたくなりました。「佳」の文字が入っているからかな。二千もの佳きこと、みたいな。
    だって、今回の浄霊方法は壮絶すぎますー! 能力的に出来るからって、出来るからって、そこまでせずともー…!! と思ってしまいました。

    >私が産むのは、棄てるべきものだけだ。
    そんな悲しい言い方しないでよぉ……泣いちゃう。

    幸い、安吾くん(こちらも今回は安吾呼びで。「安」の字がありがたい)のおかげで痛みは軽かったようですが。
    弐千佳さん、「精神が蝕まれないように」とは気をつけていらっしゃいますが、自らの「心身を労わる」ことには無頓着な様子なので、心配です。安吾くん、フォロー頼むぜ。
    小さな魂が救われたのはよかったです。次は優しいご両親の元に生まれて来られますように。

    最後に。
    今回のサブタイトル、カッコ良すぎますー!!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    この章のサブテーマがまさに「類友」でした。リアルの人間関係でも、悪循環が起きることってありますよね。

    弐千佳の名前に触れていただけて嬉しいです!
    特殊能力者の家系で『陰』の性質を強く持って生まれてきたので、そういう願いを込めた名前を付けられたんでしょうね。
    彼女自身は、自分の能力や人生にまで諦観みたいなものがあるようにも見えますが……

    例え痛みを受け入れる覚悟だとしても、有瀬くんが和らげてくれるなら、ちょうどいいコンビなんですよね。もちろん日常生活的にも。
    何にしても、この魂の来世に幸多きことを願いたいですね。

    サブタイトルも気付いていただけて嬉しいです!絶対これにしようと決めていました(*⁰▿⁰*)

  • この部屋でポコモンGOをすると、赤ちゃんモンスターがゲットできるわけですね!(違います)
    有瀬くんが、すっかり妊婦さんの付き添いパパみたいになってますね^^
    この辺りのお話、以前からのすずめさん節だな~なんて思いながら読んでました。
    小さな魂ちゃん、どうか安らかに…。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    不思議なポコモンに出会えるかもしれない特別な部屋です(不動産サイトより)※ダメです笑

    有瀬くん、ちゃんと寄り添ってくれるタイプの旦那さんになりそうですね( ´∀`)
    そうそう、私も「いつもの私だなぁ」と思いながら書いてました!道理で筆の進みが良いはずでした。
    小さな魂は綺麗になって、昇っていけましたね……

  • 何とも悲しく腹立たしい…
    怨霊のようなものになってしまっても仕方がないとさえ思えてしまいます。
    浄化出来たみたいで本当によかった。

    有瀬くん、本人は何も意識してないけど、本当に凄い能力者なのかも!?

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    非情な真相でしたね……
    これだけの苦しみをどこにも出せなかったのが余計に地獄だったと思います。
    これで、赤ちゃんの魂は救うことができました。

    有瀬くん、何かしら持ってますよね!仰る通り無自覚なんですが笑

  • 事故でお母さんを亡くした女の子の過去、壮絶でした。。。
    でも、こういう事があるから心霊現象も起きるんだなとも思えて、今の状況にリアリティを感じます。

    >この世を見ることを初めから許されなかった命
    こういう人知れず亡くなる命もあるんですよね。。。
    気づきにくいですが……

    >……引きませんよ
    有瀬くんのこういうところ、カッコイイですね☆

    浄化シーン、女性ならではの描写で迫力がありました!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    この女の子、当時は本当に辛かっただろうと思います。
    家の外からじゃ、中で何が起きているのか、踏み込みづらかったりしますもんね。

    いろんな理由で潰えてしまう命はあるんでしょうね……今回は、女の子の負の思いと一緒になってしまったことが更なる悲劇でした。

    おおお!有瀬くんの何気ない一言、拾ってくださって嬉しいです(*⁰▿⁰*)
    浄化シーンの描写、力をいれました!

  • これはすごい(感嘆

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    描写など力を入れたところでしたので、すごく嬉しいです(=´∀`)

  • 除霊・浄化が、女性特有の方法で敢行され、必死に立ち向かう無量さんの覚悟が凄いです!

    凄絶なのにどこか神秘的で、性描写すら芸術的です。

    背中を擦った瞬間、痛みが緩和したのが、またいいですね。
    女性の無量さんだけに、苦痛を味わわせたくないという、有瀬くんの優しさが、除痛という形で具現化されたようで、私まで胸が熱くなりました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    女性だからこそというのが、まさしく2章の軸にありました。そのように触れていただけてすごく嬉しいです(*⁰▿⁰*)
    >凄絶なのにどこか神秘的で、性描写すら芸術的です。
    わーーめちゃくちゃ光栄です!!

    有瀬くん、何かしら特殊な力はありそうですが、そもそも弐千佳に寄り添ったからこそ発動したものですね。
    そう捉えていただけて、私の胸にも沁みました。

  • 全ての子供が祝福されて生まれてくるわけではなく、中には生まれることすら許されなかった子供もいる。分かってはいても受け入れられませんし、簡単に受け入れて良いものでもありませんよね。

    生まれることなく消えてしまった命を、疑似でもいいから産ませてあげたい。
    無量さん頑張ってくれましたね。

    心が軋むような悲しいお話でしたけど、せめて向こうでは穏やかに過ごせますように。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    望まない妊娠をさせられた彼女も、その負の思いを叩き込まれてしまった水子の魂も、どちらも哀しいですね。
    弐千佳は「濾過器」と言っているように、淡々とやっていたと思うんですが、結果的には擬似的な出産のようになりました。
    浄化された魂、安らかに眠ってほしいですね……(><)

  • 弐千佳さん、がんばったー!!!(⁠ ⁠;⁠∀⁠;⁠)
    今回は有瀬くんいないと、ちょっと大変だったのかもですね。
    料理以外の才能も感じさせてくれる有瀬くんが気になります!!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    弐千佳、気張りましたー!これで除霊できる自負があるからこその覚悟と気合いでしたね!
    有瀬くんがいなければ、しばらく痛みを引きずっていたはずです。彼の力についても、ぼちぼち触れていきますね(*´∀`*)


  • 編集済

     ̄ω ̄)ノ 多い日も安心!(ぁ

    あと404で「Not Found」はオサレすぎる^^

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    立体ギャザーが大活躍の回でしたね!( ´∀`)
    ここのタイトルは絶対Not Foundにしようと決めていました!

  • こんばんは。
    この世に産まれ出ることのなかった魂を、母親の代わりに改めて産む。この状況を水子の魂がどう受け取ったのか分かりませんが、感謝したものと信じたいです。

    ただ、こんなことまでを行う弐千佳さんの心身が心配ですね。
    彼女の名前について連載最初から色々と考えるのですが、無量とは仏教用語で量り知れないほど大量ということ。では弐千佳とは何か。
    それそのものの言葉は特に何の用語にも見当たりませんが、近い言葉として三千世界というのがあるなあと思いました。
    一人の仏の権能が及ぶ世界の単位なわけですが、弐千だと少し足りない。仏に近い行いをするけれど仏ではない、彼女っぽいなと勝手に納得しました。

    仏ではないので、ただの一人の人間が他者の――しかも苦痛に類する意識をそこまで抱えて大丈夫でしょうか。
    今日のお話にあったように、安吾さんが癒やしてくれるのは彼をアシスタントとして迎えて良かったと思います。
    そんな必要さえ無くなれば言うことはないんですが、弐千佳さんはきっと望んで続けるでしょう。
    彼女が深いところに抱える何かが気になります。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    この魂にとっては、ちょうど産み直してもらったような感じになりましたね。
    ただ弐千佳としては「濾過器」のイメージで淡々とやっていたと思います。何にせよ、一つの魂が浄化されて天に昇りました。

    なぜ弐千佳はこうまでするのか。実は次回、有瀬くんがそれを問います。どう考えても身体に悪そうだし、ちょっと心配になりますよね。

    彼女の名前についての深い考察、ありがとうございます(*⁰▿⁰*)
    『無量』は三重県伊賀市に実在する苗字のようです。恐らく寺院由来でしょうね。
    『弐千佳』はまず音の響きを決めて、後から漢字を当てはめました。二人目の子なので『弐』。女は陰なので、逆に陽も内包できるようポジティブイメージのある『佳』。
    ですが、ゆきはさんの解釈すごくいいですね(=´∀`) 何かカッコいい……!

    有瀬くん、例によって何も自覚してないんですが、何かしらの良い力が働いているようですね。
    弐千佳にはこれまで歩んできた道や抱えるものがあります。癒しのアシスタントに対して、いずれ明かす日が来るでしょうか。

  • こうでなければ……、と願っていましたが……。本当に、つらい思いを……(><)

    こんな痛みや苦しみに晒されながらそれでも浄化する弐千佳さんの強さが格好いいです……っ!(*´▽`*)

    そしてまさか、有瀬くんに精神だけでなく肉体の傷みまで癒す力があったとは!Σ( ゚Д゚)
    まさに癒し系男子ですね……っ!(≧▽≦)

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    最悪に近い真相でしたね……(><) この女の子は相当苦しかったと思います。児相の介入で助け出された(はず)後も、負の念が残るほどに。

    弐千佳を格好いいと言っていただけて嬉しいです(*⁰▿⁰*)
    自分の能力に自負があるからこその覚悟ですね。
    有瀬くん、明らかに何か癒しの力がありますね。少しずつその辺りにも触れていきたいと思います!

  • むむう……
    類推のかけらを頂きながら進めてきたので「見届けた」という気持ちですが、なんとも悍ましく哀しい事……
    どんなに辛いだろうか分かりながらも体内に受け入れるのは本当に器が大きく胆力と覚悟が相当だと改めて思います…… 霊と向き合うことについてほんわかだけでない描写はさすがです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    ちょっと禁忌にも触れる題材なので扱うには不安もあったのですが、家庭という閉鎖空間だとこういうことも起こり得るだろうなと思いました。
    弐千佳は自分のものにしろ他者のものにしろ、「痛み」をどこか割り切って受け入れるスタンスのイメージで描いています。体質や能力に自負があるからこそでしょうね。
    1章とはちょっと読み口の違ったお話になりました……( ´∀`)

  • なるほど、404はNot Foundだ……。ひえええー。
    擬似的な出産を経ることで、魂にひとつの区切りがついたんですね。
    水子供養自体は割と最近になってできた概念なんですよね。昔はもっと「気づかれずに失われる命」が多くて、そこに構っていられる余裕もなかったんでしょう。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    幻の404号室ということで、言葉遊びみたいな感じになりましたね。
    出産のような浄化。ここに残ってしまった魂を、上手く天に返してあげるための手段でした。

    言われてみると確かに。ここまで医療が発達する前は、妊娠〜幼子の育児の間にも今とは比べ物にならないほどの命が失われていたでしょうね。


  • 編集済

    擬似的に「産む」。
    生を断ち切られた霊相手にはできない、「生まれなかった」存在に対する除霊としては最高の手なのかな、と読んでいて思いました。体験できなかったことへの未練ってありますしね。
    しっかしこれ出産の痛みですか。血とか痛いのとか心底苦手なのでちょっとクラクラ。ひー、女の人は大変だ……。
    前話から女の人の特徴にフィーチャーされていたので反対に男性の特徴って何かなーって逆説的に考えていたのですが、なかなか難しいんですよね。キリスト教では「男は労働の罰、女は出産の苦しみの罰」なんて言われてますが、今や女の人も労働するから労働の罰は半分こだし、かと言って男は出産の罰を負えないし、で。
    ただ、まぁ、より日本神話的に考えるなら労働も産むも神の御業で人間はそれを模倣したことだとされているので、罰という考え方とは少し違うのかもですね。「働く」「産む」それぞれの儀式への貢献度の話になるのかな。
    本話ではまさに「産む」が神の御業ですね。弐千佳さんが行った「産む除霊」はまさに最大級の除霊の形なのだと思います。生まれず、そして生まれなかったからこそ生まれた怨念。それを「世に放つ」儀式をすることで昇華する。女性の体を通すことの神秘性ですね。澱を浄化する作用があること、知りませんでした。

    中学生の少女が背負ったもののなんと重たかったことか。想像すると何だか八つ裂きにされそうで、深入りを避けました。臆病者ですね。でも想像してなお余りあるものを感じましたし、その辺りを表現できるすずめさん、やっぱりすごい。
    「母」の世代が共鳴したことにも因果を感じました。女性はすごい分、「女性」という容れ物にも縛られるのかな。「父」が神格化されること、日本ではあまりありませんもんね。三人が集団自殺した背景にそうした「容れ物」的な呪縛があったと考えると何だか虚しいものがあります。

    存在しない404号室が作られる。「空間」に働きかけることができる弐千佳さんならではの着眼点ですね。子宮を「弐千佳さんの中の『空間』」と捉えるなら、彼女の術が最大限に活きる空間はまさにそこなのかなー、なんてことも考えたり。

    心にズリズリ寄ってくるお話、ありがとうございました。
    続く安吾くんの活躍も楽しみです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    「器」の資質を持って生まれた弐千佳だからこそできる手段ですね。
    擬似的な出産で陣痛のような痛みを体感していますが、これは特濃の負の念による痛みなので、内部に焼け石を入れられてるような感じなのかもしれません。

    本作、実は先に有瀬くんのキャラ造形ができていて、彼が「陽」なので真逆の「陰」の人物とペアにしようと思ったのです。
    月経はそもそも子宮の内壁が不要になって剥がれたものを排出する働きなので、そこから着想しました。自分の感覚としても、始まる前から2日目くらいまで身体が重くて、それ以降どんどん軽くなってくる感じがします。

    労働の罰と出産の罰、なるほど。
    男性の方が体格的には恵まれるので、古代の狩りや力仕事などは危険だったはずです。
    命に危険が及び得る営みとして、それぞれの身体的特徴からそう考えられたのかも、と思います。

    この女の子、辛かったでしょうね。
    集団自殺をどう関連させるか、実はだいぶ悩んだんですよ。
    不動産屋や物件そのものから得られる情報だと、このへんが落とし所かなぁと。
    最初の発想は、「部屋と部屋の間に存在しない部屋(概念)がある」というところからでした。
    「器」である弐千佳は、自分自身の身体の範囲がたぶん一番強い領域でしょうね。子宮はいろんな巡りのある場所なので、特に。

    有瀬くんの力についても、少し何か分かりそうかも。
    次回で2章ラストです!

  • 人知れず失われた命。もしかしてと思いましたが、やはりそういうことでしたか。
    生まれてくることを望まれることすらなく消えていく。こんなに悲しいことがあるでしょうか。

    無量さん、よく頑張りましたね。
    縛られなくなった魂。どうか次に生まれる時は、誕生を祝福され、たくさんの愛をもらえますように。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    実は「出産して遺棄」のパターンも考えたんですが、それだと痕跡が残ってしまうなと……
    この赤ちゃんの魂も少女も、辛かっただろうと思います。
    弐千佳だからこそ取れる浄化方法でした。
    本当に、来世は良い生を受けられるといいですよね(><)

  • これはもう、感動するしかないです。
    浄化する過程の痛み、必死に耐える弐千佳さん。
    そして、有瀬くんの腕のやさしさ。すべてに鳥肌がたちました。

    ふたりが優しくて。
    言葉を失いますが、本当に素晴らしい作品だと思います。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    うわーーーめちゃくちゃ嬉しいご感想です(*´Д`*)
    恐らく女性の方が、この除霊方法への弐千佳の覚悟をリアルに感じられると思います。
    有瀬くんは咄嗟のことでしたが、このおかげで物理的な痛みが和らいだようですね。
    正反対のタイプですが、二人ともちゃんと誰かに寄り添える人ですね。