上司や年上の中年オジサンは、酔っぱらうと? ブウブウと管を巻く!
神石水亞宮類
第1話 上司や年上の中年オジサンは、酔っぱらうと? ブウブウと管を巻く!
私の職場では、やたらと飲み会が多く必ず全員参加と決まっている!
参加しない者は? “何らかのペナルティーを与えられるらしい。”
給料が少し減るとか? 仕事が少し増えるとか?
上司の嫌がらせなのか? 勝手にそんなルールが決まっていた。
『今回はお前も、飲み会に参加するんだろう?』
『・・・い、いや? まだどうなるか分からないです。』
『お前さ、そんなに飲み会が嫌いか?』
『飲み会が嫌いじゃなくて、“酔っぱらいの話を聞くのが嫌なだけです。”』
『あのさ俺たちにも、“愚痴ぐらい言わせろよ!”』
『愚痴と言うより、’“説教ですよね!”』
『今どきの若いもんは、そんな話も聞けないのかよ!』
『酔っぱらいの戯言でしょ!』
『年上をもっと労われ!』
『僕は説教聞かされるぐらいなら、給料が少しぐらい減ってもいいと
思ってますけどね。』
『・・・お、お前な、』
『という事で、“今回も僕はやっぱり参加しません!”』
『全員参加と言ってるだろうが!』
『“もっと若いもんも、労わってくださいよ。”』
『本当に、こう言えばああ言う奴だな、お前は!』
『もう言いましたよ、僕は飲み会は参加しませんから!』
『まったくもぉ~仕方い奴だ!』
正直、管を巻くのは上司だけではない!
年配の中年オジサンも管を巻くのだ!
お酒を飲んで気分がよくなり、若い社員を見つけると、、、?
捕まえて、ブウブウと管を巻く。
聞かされた方は、ストレスが溜まる一方で言う側は、ストレス発散!
最早、飲み会という“説教を聞かされる場所ではないか!”
だから若い社員は口をそろえて、こう言うだ!
“あの飲み会だけは参加したくない”とね。
僕みたいに、“年上だろうが上司だろうがはっきり言える人間は得だと思う!”
こんな飲み会に参加するぐらいなら? 友達の飲み会に参加するよ。
楽しくもない飲み会なんて! 参加する価値があるのか?
『樋口から、あのカタブツたちに言ってやってくれないか?』
『お前らな、僕に悪者になってほしいのか!』
『そうじゃないよ、ただただあの飲み会に参加したくないだけだ!』
『この際、この飲み会なくした方がいいな!』
『“オジサンたちのパラダイスだし!”』
『分かったよ! 僕からこの飲み会をなくしてやるよ!』
【頼む!】
『分かった!』
・・・という事で、僕がオジサン連中にこの飲み会をなくすように
仕向けることにした!
『みなさーん、聞いてください!』
【なんだ? なんだ?】
『“定番であったこの飲み会を廃止したいと思うます!”』
『はぁ!? なんだって?』
『この飲み会を廃止にするだと?』
『ふざけんな!』
『じゃあ、オジサン連中だけで飲み会を開いてください!
僕達、若い社員は皆、参加いたしません!』
『・・・な、なにを、全員参加と決まってるだろうが!』
『若い社員はみんな、この飲み会が楽しくないんです! こんな飲み会
のせいで! 若い社員みんなストレスが溜まる一方なんですよ。』
『・・・そ、それは、』
『じゃあ、こうしませんか? 若い社員と中年オジサン達の飲み会は
別々でするなら、飲み会は廃止しなくていいですよ。』
『・・・そ、そんな、上司がそんな話を受け入れる訳がない!』
『そうでしょ! 火ノ川上司!』
『“お前達は本当にこの飲み会を廃止にしたいのか?” 本当にそう
思ってる奴は手を挙げろ!』
『・・・・・・』
『分かった、飲み会は別々にしよう!』
『・・・火ノ川上司!』
若い社員みんな、この飲み会を廃止したいと手を挙げた!
流石に上司も、それを認めざる負えないと思ったのだろう。
だが、飲み会は廃止にしたくない!
それなら若い社員と別々に飲み会をする方がいいと思ったに違いない!
僕達、若い社員はこれであの様々な説教から解放される。
普通に若い子達とお酒を飲んで、ワイワイ騒いで家に帰る。
これなら僕は毎日、飲み会でもいいよ。
勿論! みんなもそう思っているはずだ!
オジサン連中の愚痴なんて、誰も聞きたくないよね!。
上司や年上の中年オジサンは、酔っぱらうと? ブウブウと管を巻く! 神石水亞宮類 @kamiisimizu-aguru
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