残虐描写の手本のようです。

主人公は謎の少女。
正義の味方であるにはあるが、彼女が通った道のりには、
ペンペン草さえ生えない気がする。

『お嬢ちゃん』の彼女はトコトコ歩いて風の向くまま気の向くままに、出会った先で出会ってしまった強奪者たちをうちのめす。
ただ、ちょっとそのやり方がいき過ぎてるだけ。
読む方は勧善懲悪で気分がとてもよろしくなる。

読みながらおにぎりなんかも食べられる。
小説の中は血みどろなのに、妙に牧歌的でもあるからだ。

文章も整っている。必要なことしか書かれていない手練れです。