第5話 分からなくなった自分

あの夜から全てが変わって言ってしまった。

凛との関係、関わり方、凛を見る目、煉はここからまた一歩、一歩と狂い始めてしまった。


だが月日が経つにつれ、凛も変わってしまった。僕を、煉を避けるようになった。顔を合わせてもあの笑顔はもう見れない。あの仕草、忘れなれないほど可愛い凛が…何故?。


煉はついに学校に行かなくなってしまた。魁斗、芽衣子から連絡が来るが全て無視していた。僕には凛しかいない。それ以外は全ていらないんだと。

生活習慣もおかしくなり深夜徘徊をよくしていた。全てが狂い、全てが終わりに近づいているのに気づいた煉はもう生きるのが嫌になってきていた。


ある雨が降る夜。煉は傘もささずに一人外にいた。雨の中で濡れた髪が異常に冷たかった。それは悲しみを表しているのだろうか?

さすがに寒くて凍えていたので帰りたくもない家に帰った。やっぱり家に帰ると落ち着かない。寂しい。吐き気がする。気持ちが悪い。寂しいさをトイレに吐き出して震えて待っている。


煉『 うぅ…おぅぇ…もう嫌だ、なんで、凛をこんなにも"愛"しているのに。追いかけては逃げるから。それ以上で返してよ。お願い。』


煉はトイレで一人ブツブツと呟いていた。


真剣だから笑うと痛い目に遭うよいい?













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右肩の蝶 @mmm042685

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