just be friend
過ぎていった時間
私は段々と心境が落ち着いて時が経つにつれ奇麗な色が戻って来た。もう吹っ切れたんだなと自分で納得した。明日は休みなの遠出の準備をし始めた。目的地はいろいろな事があったが何度見てもきれいな景色があったので行きたかった。
清々しい快晴だったので車で行こうとした。最後に見た景色は色が無くただ花が悲しそうだった。それは私の心情を重ねていたかもしれない。車を飛ばしてやっとこついた。ここには電車で来ていたのでなんだか新鮮だった。
入場料を支払って私は来たかったネモフィラの花を見た。やっぱりこの花が一番好きならしい。ここでは一日中入れるぐらい奇麗な場所だった。せっかく来たのだからめいっぱい見ようとした。すると面影がある人がいた。カメラを持っていたので確信が付いた。
「元気にしていた。」
驚いていた。そりゃあそうだろう。またこうやって会うなんて思ってもいなかったのだから。
「元気だよ。それより目は治った。」
「今はばっちり。今日は見に来たんだ。色々と思い出して不思議だね。」
まるで過去の自分たちが隣にいるような変な感覚だった。
「そうだね。そのさ、悪かったなって音沙汰なしにしていて。」
「大丈夫だよ気にしてない。そうだ電車大丈夫。」
兼心は慌てて時刻表を取り出した。
「もう行かないといけない。会えてよかったよ。じゃあまたね。」
最初のころは友達に戻ることは悲しかったがこうして楽しく話せているのは色々と考えて最善な答えを出したからだと思う。あの頃の自分に言ってあげられるのならばこれでよかったんだよとそして友人は大切にすることを。
枯れ果ててしまったエーデルワイス 楓 紅葉 @sperk
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