あとがき
綯矢 由哉様が企画された、『熱くなれ、これが書きたいワンシーンっ!』
https://kakuyomu.jp/user_events/16817330661663373342
こちらの企画を拝見し、私がすぐに思ったのは剣戟、抜刀術の睨み合い。
剣を書きたい。
人を斬りたい。
そんな思いに駆られました。
小説の中で登場した少年の名前は書きませんでしたが、これは私が書いた現代を舞台にした長編小説『《なにがし》とかや云う剣ありけり』の主人公・諱隼人です。
https://kakuyomu.jp/works/16817330650841261529
上州に伝承された魔物から伝承された剣術流派・魔傅流の流れを持つ隼人が、彼を追う少女・風花澄香との戦いを書いた作品です。
作品は完結しているので、今回書いた作品は、長編作品のそれ以前という立ち位置で書いています。
ワンシーンを書きたいが為に、人斬りをさせているので、そこに至るまでの過程は考えていません。
写真の家族が、隼人にとってなんであったのか?
これは依頼されたものなのか?
はたまた義心に駆られてなのか?
理由を放置して私が書きたかったのは、剣で人を斬ること。
刀は何のために作られたのか?
剣術は何をする武術なのか?
刀の美しさを眺め、剣の理合における精神養成。
それは、耳障りの良いきれいごと。
どんなに残酷でも刀は人を斬る道具であり、剣術は人を斬る為に術理を作られた。
そんな剣に魅せられて、現代に生きる剣士が、剣で人を斬るシーンを書いてみました。
剣戟を楽しんで頂ければ嬉しいです。
闇剣士 ~《なにがし》とかや云う剣、ありけり~ kou @ms06fz0080
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