とにかく、カッコいい! の一言に尽きます。
主人公に刀を持たせて、相手をバッサリ斬ればそれで終わり。
そんな味気ない戦闘シーンとはオサラバしましょう。
この作品を読んで、剣戟とはどうあるべきかを学びつつ、うっとりしながら楽しみましょう。
足さばきや斬り方の種類、そういうものを描く大変さと美しさがわかると思います。
初めての人にはよくわからないということもあるかもしれませんが、それでも本物を読む価値はあると思います。
そして、刀はやっぱり人を殺めるための道具でしかないという、虚しいような、それでいて美しさを感じてしまう矛盾を楽しんでください。