チューニビョー

とある道路。2人の学生がすれちがう。片方の学生(学生2)は眼帯をつけて腕に包帯を巻いている。(注意:性別の指定はしないので一人称や語尾は自分で変えてもらっていいです。)


学2:クッ・・・

学1:え

学2:まずい、まずいぞ!

学1:ど、どうしたんですか?

学2:地球が暗黒騎士団に支配されてしまう!

学1:は?

学2:地球に暗黒のダークネス・ドラゴンを率いた騎士団が地球に飛来して人

   類を破滅に導いてしまう。

学1:はあ。

学2:なあ、そこの愚民!どうか俺と一緒に地球を救済に導いてくれ!

学1:はぁ〜!?なんでわたしが!?

学2:頼む!このままでは・・・。

学1:バカバカしい。愚民はあんたじゃないの。

学2:この通りだ。(頭を下げる)

学1:あんたが頭下げたって私はあんたのお遊びには乗らないわ。

学2:遊びじゃない!

学1:ふーん。

(学生1はそのまま去ろうとするが学生2が引き止める。)

学1:何よ!

学2:このままではこの楽園エデンが・・・。

学1:いい加減にして、この中二病野郎!

学2:俺は中二病ではない!

学1:なら厨二病?

学2:だから厨二病じゃないって!

学1:もうその見た目、ザ・厨二病の格好じゃないの。

学2:これは力を封印しているのだ。

学1:それはもう中二病なのよ!

学2:そんなことはいいからとにかく俺に力を貸してくれ!

学1:もう、私にはそんな時間がないの!

(学生1はダッシュで退場。)

学2:く、来るぞ!暗黒騎士団が!

(その直後龍の咆哮が聞こえる)


─終

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寸劇台本集 池野華龍 @KaryuIkeno

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