第511話 最終決戦とツッコミの使命
「ここで最終決戦?」
2人がてっぺんから下りてきて姉貴を捕まえずに来た場所は、
パルクールの場所。
パルクール、色んな棒や台などを使ってアクロバティックに動き回れる新感覚鬼ごっこ。
「そう。ここでコイツと勝負決める。」
「年齢的に無理があるんじゃない?私余裕のよっちゃんで勝っちゃうよ?」
「やり方次第。年なんて関係ない。さっさとやろうか。」
姉と母の言葉によって逃走タイマーは残り10分で止まっている。
準備体操をし、場所をしっかり確認し、自分の位置を考え決めた2人が。
「OK」
「OK」
といった瞬間
「じゃあ、タイマー解除するよ?タイマー………解除………」
晃太のその言葉とともに一気に動く2人。速すぎて一瞬すぎて見えなかった。
その後もビュンッビュンッっと風のように動き回る2人。見てたら速すぎて目が回りそうだ。
「2人ともスゴ」
「これがぱるくーる………スゴい楽しそうです!私がしたら頭ぶつけそうですけど。」
「愛人様のお母さま運動神経良すぎですね」
「そんなこと言ったら心音さんもヤバくね?あんなに軽快なステップできねーよ?普通。」
「運動神経…………いい…………家庭……だから………あの時も………私が………斧で………ちょめちょめした時も………逃げれたんだ………」
「晃太くんもやれば出来るのに目立つのが嫌とかで手を抜いてるんだよ?何そのラノベ主人公みたいな行動?抜くのは夜に1人で抜くだけでいいんだよ。私を見て。」
「お前らボケ解禁とも言ってないのにボケるな。いちいちツッコミいれるのだるい。」
「入れて入れてツッコミズドンっと入れて!」
「猥談をしろと誰が言った香織。あと手は抜かせろ。あと誰がラノベ主人公じゃ。あと抜くか。お前で。」
「え、抜ける写真送ろうか?」
「いらねーよ!」
「貰えば………いいのに………」
「そしてお前、斧でちょめちょめって殺しにきた事実をそんなふんわりとした言葉で隠すな。後そこで運動神経がいいとか関係ないだろ。こじつけるな。」
「おー、おー。ツッコミが冴えてますなー」
「これでこそ愛人様です!」
「お前らもしれっと元に戻すなよ?何愛人様呼びになってんだ。」
「愛人様は愛人様ですから!」
「よく分からん。よく分からんわ。」
「ツッコミの貴公子、やはりツッコミからは逃げれないんだよ。呪縛だよ。呪縛。」
「誰が貴公子じゃ。あと逃げれないとか呪縛とかいうな。やめろ。」
「天性のツッコミ職人だよ。」
「言い方変えたらいいとか無いのよ。」
貴公子でも職人でもない。
「ただの俺だから。」
「ツッコミ王子の?」
「ハンカチ王子みたいに言うな。」
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誕生日プレゼントは俺って言ったら幼馴染みに襲われた件 まんぷく犬 @wanwanmanpuku2
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