過去と現在の各一人称視点で、物語は進んでいきます。出会い、流れる日々、別れ。短編の中に彩られた双方の感情が切ないです。後半部分にて、お互いの視点が重なり、双方の寂しさが増していきますが、別れとは新たな出会いになるということを教えてくれます。読み始めた時、同年代の友達との思い出を話しているのかと思いましたが……ぜひ、読んでみてください。切なさと寂しさの中にあっても、一つの希望が持てる作品です。
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