決死の覚悟とはまさにこのこと

あまりにも気になりすぎるタイトルに心を掴まれ、さあどんなギャグが来るのか笑ってやろうと構える私に、予想外の心情描写が差し込まれる。
共感した。身につまされた。
そして最後に燃え滾った。
こんな話だと思っていなかった! もちろん、良い意味で。

大谷氏はそもそもポケカを知ってるのか、いつ戦うのか、どこで、どのように。
そんな些細な事はどうでもいい!
あの主人公は概念と戦っているのだから。
勝ち負けすらもはや瑣末だ。挑むことこそが重要なのだから。

泥臭くてちっぽけなプライドが、最後に煌々と大火のごとく燃え滾る。あのシーン。あのために読んだと言っても良い。

素晴らしかったです。