追憶

@wolf12

第1話

「僕は。幸せでした」


少し肌寒い日のことだった

父と僕の二人。ただ電車を待っていただけなはずでした。

隣を見ると、笑ってる父がいるはずだったんです。

そう思い、隣を見てみると。

そこに父は、いませんでした。

「線路に人が落ちたぞ!!」という男性の声、隣じゃなく下にいる父

そして電車が向かってくる音

それらは覚えています

結局父は帰らぬ人となり。

僕と母の二人暮らしになりました

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