「ダンジョン配信ここがダメ！」→週間１位が対策した結果

対策方法と結果

まずはツイッターなどのSNSでよく見られる、現代ダンジョン配信ものへの批判の声に羽川がどう対策したのかについてお答えしていきます。

─批判の声と対策─

批判：「ダンジョン配信要素いる？」

行った対策

・主人公は学歴も資格もないブラック企業の社畜だったが、社外秘のダンジョン攻略動画がバズってクビになったことでダンジョン配信をするしか道がなかった。

・視聴者のコメントによって主人公たちの行動が変わる。

・コメントによって行動が変わるため、その後の展開が大きく変わる。

・第一部最終話で、他人事のように振る舞う心無い批判コメントとあきらめず立ち上がる登場キャラの対比を描いている。

批判：「現代にダンジョンが出現する理由は？」

行った対策

・坑道や自然の洞窟などにモンスターが勝手に住み着いた結果ダンジョンになった。

・富豪が警備にかかる人件費を削減するためにダンジョンを自作した。

批判：「魔法が存在するくせに現実世界と同じような文明体系なのはなぜ？」

行った対策

・作中では魔法が使える存在が大変貴重で、メインキャラの中に二人しかいない。しかも最初から実用レベルで魔法が使えるのは一人だけ。つまり魔法が文明に及ぼす影響が極端に小さい。

批判：「ダンジョンで配信する意味は何？」

行った対策

・主人公の勤める会社でモンスターのドロップアイテムを納品する場合は人件費などのもろもろの費用込みの金額が支払われるため儲かる。

　しかしフリーランスの冒険者はドロップアイテムを売った金しか手に入れられず、収入が少ない。

　そのため配信中の投げ銭（スーパーチャット）やアーカイブの再生回数に応じた収益をもらわないと貧乏な暮らしを強いられる。

批判：「視聴者の倫理観が不自然」

行った対策

・作中ではダンジョン配信が一般的になる過程で冒険者の死をエンターテイメントとして軽く扱う倫理観に欠けた思想が当たり前になった。

　つまり、ダンジョン配信によって視聴者が現実世界とは違う思想を持つように変化していった。

批判：「ダンジョン攻略中にコメントを見たら死ぬ」

行った対策

・作中ではそもそも一瞬の油断が命取りになる高難易度のダンジョンで配信をする描写がなく、難易度の低いダンジョンでの配信が一般的。

・コメント欄を見るのはモンスターとの戦闘終了後などに限られていて、確認するのは大抵主戦力ではないカメラマンの役目のため、命取りにならない。

批判：「現代なのだから剣や魔法ではなく銃火器でモンスターを倒せ」

行った対策

・現実の世界でもそうであるように、銃火器を一般人が使用することはできない。魔法やスキルと違って誰でも簡単に人を殺すことができるためである。

批判：「最初のピンチでゴミスキルが覚醒してヒロインを助けるのはご都合主義が過ぎる」

行った対策

・主人公のゴミスキルは第一部最終話までも含めて一切覚醒しない。

・ゴミスキルに強過ぎる裏設定がない。

・ヒロインたちの方が強く、優秀。

批判：「主人公が助けた女の子がなぜか人気配信者でなぜか都合よく短期間でバズって他の女の子たちも含めたヒロイン全員がなぜか主人公に惚れるとか都合良すぎだろこれだから最近の（以下略）」

行った対策

・助けた女の子は配信者ではなく、フリーランスの冒険者。しかも無名。

・主人公がバズったのは配信ではなく編集済みの動画で、視聴時間が短いため配信よりも伸びやすかった。

・主人公に恋愛感情があることが明示されているのは一人だけ。

批判：「主人公が覚醒後最強すぎて面白くない」

行った対策

・主人公は覚醒しないし、無双もしない。

・悪役やラスボスが主人公と比べて信じられないくらい強い。

・ラスボスは主人公たちの攻撃がすべて無効。やっぱりここでも主人公は覚醒しない。

・主人公の強みが封じられたボスばかりが登場する。

とまぁ、SNSで羽川が見かけた批判は偶然にも構想の段階でほぼ対策していた。

ここからが本題だ。

批判を受けてすべて対策したら、伸びるの？

結果↓

タイトル：しょうもない俺はダンジョン配信で成り上がる

ジャンル：現代ファンタジー

連載期間：16日間

☆：41個/14人

♡：226個

コメント：68個

レビュー：2件

ジャンル別週間ランキング最高順位：215位

このような結果になった。

え？ 作者自身の知名度や固定ファン次第で変動するからあてにならない？

その通りだ。

それでは基準として、羽川のカクヨムでの投稿作品の中でもっとも伸びた作品のデータと比較してみよう↓

タイトル：（※宣伝が目的ではないので自粛）

ジャンル：創作論・評論

連載期間：1日（※全１話のため）

☆：126個/42人（高評価率100%）

♡(投稿4日後時点)：45個

コメント(投稿4日後時点)：12個

レビュー(投稿4日後時点)：2件

ジャンル別日間ランキング最高順位：1位

ジャンル別週間ランキング最高順位：1位

ジャンル別月間ランキング最高順位(投稿4日後時点)：4位

結論

評論の方が伸びる。

以上

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