お見舞い(女性ひとり読み)

Danzig

第1話


(扉を開けて入る女性)


こんにちは~、お邪魔しま~す。

わっ、きったない部屋!



あ、そうそう・・・


へっへ~、今日大学に来ないと思ったら・・・風邪ひいたんだって?

「何とかは風邪ひかない」っていうけどねぇ~

まぁ、君もまともな人間だったって訳だ。



まぁそれはいいとして・・・


はいはい、病人は寝て寝て。

ダメよ、大学休むくらいなんだから、ちゃんと寝てなきゃ。



ほらっ、お見舞い持って来てあげたわよ。 

あと食べ物も。


男の一人暮だと、まともなもの食べてないと思ってね♪


どうせ、ご飯まだなんでしょ? 

何か作ってあげるわよ。

何が食べたい?

って言ってもメニューは決まっているけどね・・へへ


(ご飯を作っり終える)


はい、おまちどうさま♪

暑いからゆっくり食べなさいよ。



うふっ

私がフーフーしてあげましょうか?

はは、冗談よ。



どう? 美味しい?

そう♪  

ありがと。


ところでさ、

あんたお見舞いに来てくれるような彼女はいないの?

・・・・そう、・・・いないの・・・・・


まぁ、この部屋を見る限りじゃ、彼女がいるって感じじゃないわよね。


食べ終わったら薬飲んで寝るのよ。

後片付けは、私がしといてあげるから。


はい、病人はちゃんという事を聞く!

ほらほら。


・・ホントに・・・心配したんだから・・・・・



完了

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お見舞い(女性ひとり読み) Danzig @Danzig999

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