ちょっと待って、夏の歌が私の夏を呼びさますよ。


とても素敵な詩でしたので、私も思わず誘惑されて、夏の海に飛び込みたくなりました。
作者様の世界観に触発されて作ってみた即席の詩ですが、こんな気持ちになるほど、言葉選びがキラキラしていて、素晴らしい作品です。
夏の飴玉をほおばって、あなたもさぁ、夢の夏休みを満喫しましょう!


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


足元には 蜃気楼の街 見つめては
ゆらゆら ゆら ゆらりと
つかみ損ねて 水面を切るよ

空に浮かぶ 雲のハンモック 探しては
さらさら さら さらりと
私は睡魔に 奪われたいの

砂は青 海は空
宇宙目指せば 夏よ遠ざかる

太陽と月 恋に落ちてね
海の底 沈んでもきっと
夏が追いかけっこ

星が瞬き 底に落ちるは
砂の城 指に月の欠片
はめては祈りを乞う

跳ねて光って イルカの群れ
つるんとした 頭はまるで
王様のきらびやかな 冠ね

満月を閉ざした淵に 集まる小魚も
灼熱を歌った波と 愛を奏でるの

夜になったら あなたと星にキスをして

夏の底目指して 飛び込め 海の小旅行

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