愛しい人よもう一度、「人は、独りでは生きていけない」

大人な恋愛もの。
タイトルが良い。

二十歳の専門学生で、大人として描けているところがいい。 

彼は恋愛ソングを作っていない。
戦隊モノの音楽から恋愛ソングを学べるかしらん。
嫌っているよりも、不得意だったのではと邪推する。

「彼は不器用すぎる」というのは、恋愛もそうだし、暴行罪で捕まることも含めてだと思う。
自分と同じか、せめてもう少し日常生活ができるくらいの器用さがあれば恋愛できたのに、と寂しく思っているのかもしれない。

「人は、独りでは生きていけない」
独りで行きていけないから、僕と一緒になってほしい。
そう思って口にしたけど、恥ずかしくなって帰っていったのかしらん。
もしそうなら、帰ってはいけないのに帰ってしまうところが、不器用といえる。

水作は、専門学校の楽器リペア科で修理や調律を学んでいる。
音楽に打ち込んでいる彼の不器用さを、調律し、直していけるかもしれない。

広告の「最後には美味しご褒美が待っている」が皮肉にならないためにも、積極的に動いてほしい。

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