情熱の唇で踊らせてあげる、愛の迷路のままで息絶えるまで

物語の構成はよくできている。
全体的に、書き方が上手い。
二人の関係は、歪んだ愛の主従関係かしらん。

憂鬱な月曜の朝から物語がはじまっている。
多くの人が体験しているので、共感が得やすい書き出しである。

祖母からもらった桃の話が急に出てくる。
比喩である。

当て馬に使われた竹田健一が少しかわいそう。

咲のように、ほしい相手を手に入れるやり方は賢い方法だと思う。
ただ、これが愛なのかと問われると疑問符がつく。