自分の思ったこと

桜田かける

推しの引退の後悔

※気持ちの整理で書かせてもらってます。結構長いです。


「推しは推せる時に推せ」

俺の口癖であり、座右の銘である。

この言葉を聞いた時、俺はすごく感動した。

Vtuberオタクの自分にとって根本的なことについて述べた言葉だったから。Vtuberってのはすごく難しい職業だと自分は思っている。

個人勢の人は大体の人が仕事本業配信副業を両立している。

まず、その両立の時点で大変だ。

そもそも配信自体が難しい。だって、配信サムネを作るのだけで2時間ぐらいかかってします。(使い回しなら楽だけど、視聴者に興味を持ってもらえない)

配信中だって、雑談枠なら話すこと決めておかないとだし、その上でリスナーのコメントを見て話すことを増やす。それが雑談枠の普通だとおもう。

ゲーム配信とかそうでしょ?ゲームに集中しながらコメントもちょくちょく見てくれるし、Twitter運営、告知ツイートや、案件、コラボというものや、

メンバーシップを作って、定期的にメン限配信もしなくてはいけない。そう考えると大変でしょ?体調管理も自分でなんとかしないとだし。そこが企業勢とは違う部分だと思っている。それに案件の取りやすさもあるだろうし。

じゃあ、企業勢って何もないのかというとそうでもなくて、

企業=ある一定の視聴者が約束されていることでしょ?つまりは、

炎上したらそれだけ燃え広がるってこと。前世も速攻で探されるしね。

それにアンチだって、数千、数万といるんだ。コメントを見れば悪口を見つけるのに時間はかからない。


個人勢は体力的な面で大変で、企業勢は精神的な面で大変だってことはわかったよね?ここまでは前座。ここから伝えたいことを言います。


「Vtuberはいつ消えてもおかしくない」

「後悔してからじゃ遅い」

こういうことです。俺は今年受験生で勉強勉強うるさいけど、僕は全くやらないけどね。だって、今回もそうだけど真面目に勉強していたら、その推しのVtuberがいなくなってることにも気づかないなんてことがあるから。


こんなことを言うのは自分の今の最推しの姉に当たる(同じ絵師さん)

Vtuberさんが一昨日、引退しました。生誕祭と引退配信です。

皮肉なものですよね。生まれた日に引退するんだから。

そう最初は考えていました。けれど最後の動画でアップした「flyway」を聞いていて考えが変わりました。人の自由。それもありますが、大部分は、

新たな「人間」として生まれ変わることだったのでそういう意味かぁ〜と思いましたね。

自分の推しでした。コメントすることはできなかっけど、ちょくちょく見てたんだ。そしてすごく好きになった。ファンになった時から今までそのルーティーンを変えたことはなかった。けれど好きだった。すごく好きだったんだ。


俺は最後のプレミ動画の「flyway」のカバーを聞いていて、泣いてしまった。

引退配信で泣くなって言われたのに....。

無性に寂しいような、スパチャをしなかった、できなかった俺への怒りが渦巻いて、ごちゃ混ぜになっている。

まるで友人と2度と会えないみたいな。

泣いても泣いてもそれは消えることがない。


たった1人でこんなことなってたら気が持たない?

それはそうですね。けれど、Vtuberは無限の夢と希望。そして幸せが詰まっていると自分は思っているんです。例え、登録者100のVtuberと登録者200万のVtuberを比べてもその比率は変わることはないんです。

例え、200万人にいようとも、Vtuberは1人。

1人に無限をかけても無限は変わりません。

100人に無限の幸せを届けているのと200万人に無限の幸せを届けているのは全く同じことだと思っています。

それは人数で決まることではない。それに僕からしたらすごいことだと思っています。だって、Vtuberって大体の人というか全員が100人以上登録者がいます。

僕は、100人以上の人に幸せ、それも無限の幸せを届けられないと思います。

ただ単にイラストの問題ではないと思います。

人気は出ると多います。けれどそれは一時的なものです。

聞きますが、超一流の絵師さんの娘(息子)でも、すごい暴言ばっか吐くVtuberと、

あまり人気が出ない絵師さんの娘(息子)でも。

すごく一生懸命で、すごく努力してて優しい方だったらどっちに行きますか?

サムネとかそういうのを見て前者の方に最初は行ってしまうと思います。

けれど、最終的には後者の方に定着すると思っています。


あなたに推しはいますか?この「推せる時に推せ」は、2次元でも3次元でも2.5次元でも通用される言葉です。2次元は結局3次元です。これは2次元界隈ではご法度かなぁと思いますが言っておきますね。声優さんが死んでしまうなんてのは全然ない話ではないです。それが現実なのだから。だから、あなたが推しているキャラクターの声が聞けるのが最後になってしまうかもしれない。過去の声は聞けるけどね。


あなたの推し事。その行動が。

推しの思い出、支えとなり、やがてあなたの思い出になる。

さっきも言いましたが、推しに人気不人気なんてないんです。推しは推しなんです。


俺はさっきも言った通り、受験生です。今年のね。けど、受験はあんまりすげぇ頑張ろうと思ってません。なんでか。それは、


——「まだできるから」です。


だって、浪人とかあるじゃないですか。だから内申点があればいいんです。

けど、Vtuberはどうでしょう?

親は、「後で見ればいいでしょ」とか「今しなきゃダメなの?」と言います。

けれど自分は「それじゃダメなんだ!」とか「当たり前だ!」と反抗してます。

親はオタクです。けれどジャニオタです。

だからそんな軽々しくいってくるんです。(他のジャニオタさん、すいません。)

俺のため?じゃあ、理解してくれよって話なんですよ。ジャニーズはやっぱり人気があります。そもそも企業だから。

だからCDと言ったもので記録されてます。

しかし、個人勢のVtuberには記録は残らないことが多いです。

実際、今回の....YMといっておきましょう。そのYMさんがアーカイブをほとんど消したんです。理由については今後のことを考えたからでしょう。

例えば荒らしとか、過剰なリスナーとか。

そして、コラボしてくれた人とかそう言う人に迷惑かけないように。

あとは、転生してもう一度やる時とか。

あとはここはすごく難しいことを言いますが、

絵師さんとの契約が関わってきます。(あくまでこれは個人Vに関することです)


普通であれば、買い切り契約と言って、一度料金を支払ったら契約内で自由に使うことができる基本的な販売形式です。

この方法なら普通に残してもあまり問題はないんです。

しかし、イラストをバージョンアップ、分かりやすくいうと、

新衣装などですね。最近あったホロライブのビジュアルメンテナンスもそうです。(ビジュメンテナンスに関しては絶対とは言えないけど...)

こういうことをしようと考えている、つまり大体の人ですね。

このような場合、絵師さんに権利を持っていてもらい、絵師さんから絵を借りているという状態にするんです。(絶対ではないですが)

その状態だと、買い切り契約とは違い、絵師さんに定期的にお金を払わなくてはいけません。それは仕方のないことなので、決して絵師さんを責めないでください。絵師さんにも生活があるので。

話を戻すと、その契約金が過去アーカイブ収益を上回ってしまうんです。

別のVtuberとしてやり直すとしても、引退したので、そのイラストで配信はしないわけです。それなので、いっそアーカイブを削除して契約を切った方がいいわけです。

なのでVtuberが切るわけですね。企業勢は少し違う理由ですが。


しかし、YMさんは、フリーチャットはいいとして、「生誕&引退」配信を残してくれたんです。動画もね。だから長々と言った説は薄いかなぁと思っています。

なんやねん、て感じですよね。すいません。けど、こういう理由も少なくともあると思っています。大きな理由はやっぱり、他の人に迷惑をかけないためでしょう。

動画は残っていますが、ほとんど自分しか出てませんし。引退配信は絵師さん、つまりママさんがOKしてくれたんでしょう。(絵師さんは優しいです。全員ね)


ちなみに自分は浪人を勧めているわけではないです。あくまで自分の意見であって、推しのために浪人するかは、それで推しに迷惑をかけないかを考えてください。しても自分とその推しさんは責任を負いませんので。

.....?自分は推しに迷惑をかけてないのかって?

何も自分は絶対浪人しようとは思ってません。ただ、もしダメならってことです。

テストもほどほどに本気でやりますよ?でもガチガチにやらないし、

最終手段として浪人も頭に入れておこうって思ってるだけです。


引退理由は言いません。てか僕も知りません。予想はついてるけど、

墓荒らしとかそういうのを掘り返している気分になるので知りたい人は、考えてみてください。

そして誰にも聞かないでください。

また悲しませるのは嫌だから。

この引退宣言が出されたのって、実は今年の2月なんですよ。

その時に配信があって多分引退理由とかも言って、みんな泣いてたと思うんですけど、その時、みんなはたくさん泣いて、乗り切ったと思うんです。

だから引退配信では泣くなってYMさんは言っていたんだと思います。

それなのに。みんな受け入れて歩み出したリスナーのみんなの歩みを止めたくないんです。

僕だけだ。今うずくまって、泣いているのは。受け入れていないのは。歩み出せていないのは。だから、俺は乗り切ります。

前を向いて、歩き出すんです。みんなの...先輩たちの背中を追って。


戻ってほしくないのか?

そりゃ、思いますよ。リスナーだったら誰だって思いますよ。

けど、さっきも言った通り、みんなが受け入れたんです。

それなのに、自分1人だけ、戻ってきて欲しい。悲しい。なんてうだうだ言っていたら、決心して引退していったYMさんにも悪いし、リスナーの先輩にも悪い。

だから、その配信で僕は言ったこと。そしてみんなことが言ったことは一つ。


『『『『『『『『またね』』』』』』』』』


その一言です。またいつか。会えることを願ってる。お願いじゃない。

決してバイバイじゃない。またねです。きっといつか会えるんです。


別に会えなくても戻って来なくてもいいんです。

彼女は自分たちの胸にある。それだけは変わらない。

そして、彼女の胸にもきっと僕たちはいる。それでいいんです。


推しを失ったダメージはでかいです。想像以上に。

けれど、いつかその痛みは和らぎ、無くなって、自分の宝物になると

自分は信じてます。


これはあんまり関係がないことですが、

最後のプレミ公開カバー曲が『flyway』の話はしましたよね?その動画の最後、

4人いた(別々の衣装のYMさん)が1人ずつ消えていくん演出だったんですが、

それが引退を表していて、すごく胸が痛くなりました。

意図的なのかわからないけど。編集者さんに聞かなきゃわからないです。聞くつもりはないけれどね。

『flyway』の作者様によると、

引用「 また私事で大変恐縮ですが……この曲が「遠くへ旅立つ”君”への応援歌」になれば良いな、という想いを込めました。世界のどこに居ても、”君”らしく暮らして欲しい。そして空を見上げた時に、渡り鳥の季節に、寂しくなった夜に、時々で良いから思い出してくれたら嬉しい。どうか旅鳥が、世界を舞い渡れますよう。 2023年1月29日 halyosy」

とのことです。


.....一度「flyway」聞いてみるのがいいのかもしれません。


別に強制ではないですが、いい曲です。

遠くに飛び立つYMさんの応援歌にふさわしいですね。

この作者さんの引用がその通り過ぎて...

もう卒業ソングでいいんじゃないかと思うほどです。

何回もカバーを聴いて、その日は学校の時間までずっとカバーを聴いて、学校でもずっと脳内再生していました。少し友人に心配されていたので早く立ち直らないとですよね。この文だけなぜか書けてしまうんですよね。

いま、あえかちゃんの小説を書くとそう言う話になってしまいそうで怖いので書いてません。放心状態ってこんな感じなのでしょうか。

(ちなみに美術部の自分は作品のアイデアがこの曲で浮かびました。)


そしてここまで読んでくれた読者のみなさんに向けて


後悔のないように。彼女たちに約束された「後で」なんてないのだから。

だけど、彼女たちに迷惑をかけるのはOUTです。

「推しが全て」なんてのは共通ではないのだから。

そして、「推しのせい」ではなく、「自己責任」で。


※長文を読んでくださりありがとうございました。名前はいうことができませんが、動画を探せばあると思います。あとは自分の言葉で探せば出てくることもあるかもしれませんね。

この話は、実体験です。そして忠告です。推しと言うのは尊く儚いものです。

いつ消えてもおかしくありません。僕のように、後悔しないでと言うのは酷です。

しかし、まだ受け入れられない自分の二の舞にならないでください。

推しはあなたの心の中に。

そして、あなたは推しの心の中に。


そして最後にYMさんに向けて。


「見てくれているかわからないけど、今までありがとう。そしてお疲れ様でした。いつまでもお元気で。俺は一生忘れません。あなたのこと。新たな人生も楽しいことがたくさんあることを願ってます。辛いことも苦しいこともあると思うけど、乗り越えられると思ってます!最後に....」





「またね!!!!!!!!!!!!!おつちる‼︎‼︎」

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