当たり前の毎日が贅沢で奇跡だと学んでも、ときめきが胸の奥にあるのなら

独特な異世界で活躍するグライダーのオリオネルの生き様が、生々しく描かれており、現実味を感じる。
よくできた作品。

冒頭から主人公を登場させ、動きのある場面から書いている所がいい。
作品内にチェレーロの説明が描かれていれば、読者もより作品に入りやすくなる。

ボラティーノと有翼種は違うのだろう。
チェレーロという、狩り場に出現するモンスターみたいな総称をボラティーノと呼び、ボラティーノの中にいる翼を持ったモンスターを有翼種と呼んでいるのだと考える。

レイスが、なにやらしゃべっている。
長編として続いていったときに、謎が明かされていくのではと邪推する。

最後の締めの文がカッコいいと思った。