概要
生まれてきた意味、出会った意味はそこに「在る」だけで十分に「有る」
ミオとミネは双子の姉弟だった。しかし、ミオは生まれた時からミネのことが大嫌いで、とにかくミネを避けて生きて来た。ミネの方は、ミオのことを嫌っている様子も無く、むしろ姉を慕っているようだった。そんな二人はミネの策略で同じ大学に進学し、同じ講義を受けた。そこで、太古の昔に海の民と山の民の争いがあった可能性を聞く。そのことにただならぬ縁を感じた二人は、その時の講師、ロバートの研究室に偶然ほぼ同時に訪れる。そうして、色々話した結果、二人は、それぞれの願いにたどり着く。生まれがどうあれ、魂の先がどうあれ、今、自分たちが望んでいる事は何なのか。それを考えれば、二人があえて双子で生まれて来た意味にも、愛しさを感じることができた。
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