神様もう少しだけ・・・

　大雪に見舞われたクリマスの夜、織田は瀕死の少年に出会った。少年は織田に問うた。「あなたは天使？　それとも死神？」織田は答えた。「俺は…死神だ」少年は微笑み織田に言った。「よかった。もうすぐちゃんと死ねるから連れて行ってね」その場で死を望む少年を家に連れ帰り看病する。そして看病を続ける中で知り合いの町医者の患者であった事を思い出し、医師に託す。それからしばらく後、帰宅した織田を迎えたのは、自宅でくつろぐあの日の少年であった。太宰と名乗るは織田に興味を持ったと言い、奇妙な同居生活が始まる。織田を友人と言い、彼のために心から怒ってくれる太宰。そんな太宰に織田も次第に惹かれて行く。そしてある時治療ため医師に預ける中で首領交代劇が起こる。そしてポートマフィアに入り地位を固めた太宰は再び織田に逢いに来…続きを読む