5への応援コメント
今回の話は、ぎりぎりまで探偵役が誰かわからないままで、でも結果的には「探偵を探す」というパターンにしっかり合わせる形に仕上げられていたのが、お見事でした。すべての謎を余すところなく解明、という結果にはならなかったわけですが、当初の謎の答えは出せたわけだし、きっちり犯人探しをするべきなのかということへの疑問は一応前置きしてありますから、とりあえずの落着にはなるのでしょう。加えてこの続編への引っ張り方がまた 笑。
話途中でいったん仮完結という形にした点には、一切の恨みなしというわけにもいきませんけれど、文庫本で言えば、そろそろ薄いサイズが一冊できる頃ですから、一息入れるのもいいと思います。
一点だけ、この第五話の青梅先生の推理の導入部分では、疑問と申しますか、少し戸惑いました。第四話からそのまま切れ目なしにつながっているような錯覚を誘っているようにも見えかねないのですけれど、特に効果のあるつなぎ方にも思えませんし、むしろ混乱を呼ぶのでは、とも思いました。ここは放課後から午後八時半までの出来事を、時系列順にそのまま書くべきところかと。例えばの話、話数番号の横に「5 七月XX日午後八時半」と、日時を併記しているようなタイトルを使っているなら、こういうすっとばした書き方でもいいんですが。
と、そういう小さなところを除けば、世界設定のおもしろさとか描写の丁寧さとか、誉めたいところはいっぱいあります。でも、そこはやはり「最後をどうしたか」というところまで拝読してからコメントしたいので、「上」については仮評価の意味合いも込めて星二つとさせていただきました。ただし、限りなく三つに近い二つということで。
続編を楽しみにしています。
作者からの返信
温かく、かつ骨太なコメントをありがとうございます!
応援が本当に励みになりました。
頂いたご指摘に関しまして、書いている途中自分では気が付きませんでした。ストーリーが山場だったのでどのように締めようかとばかり考え、肝心の読みやすさや分かりやすさを二の次にしてしまいました。反省するばかりでございます。
全体と致しましても本来ならばコンテストの文字制限の範囲内に収めるつもりが、進めていくうちにどんどんと書きたい事が増えてしまいこのようになってしまいました。
この先もお見苦しい点が多々あるかと思いますが、お付き合いいただければ幸いです。
2への応援コメント
主人公一人だけでがんばっているのが、いくらか物足りない印象があったんで、相棒役は出てこないんだろうか、とは思っていました。ですから、妹ちゃんが急に存在感出してきて、これはもしや、と期待したんですけれど。
そういうテンプレ展開とは全く別次元のテーマが出てきましたねえ。謎解きの罪悪感に悩む探偵役、ですか。小学校が舞台の物語ならではの要素とも言えますけれど、そういえばここまでにもそれらしいモノローグが出てきたりもしましたし、結構意識していらっしゃるテーマですかね? これはいいです。キャラクターの成長を、本気で描くつもりなんだな、と思いました。
ただ、そうすると、延々と同じ学年を繰り返して、いつまでも小学生探偵をやるという話は考えておられないわけですね。遠からず、このストーリーは終幕を迎えるということでしょうか。それまでキャラたちがどんな成長を遂げるのか、楽しみでもあり、早々と寂しい気持ちにもなります w。
作者からの返信
とても重厚な感想、考察をありがとうございます!
書く前の段階では妹の出番はもっと少なく、圧倒的な脇役キャラでした。しかしいざ書き始めてみると、やらせてみたい事が次々と出てきてしまい今の様なキャラクターになりました。
設定的な意味でも物語的な意味でもまだまだ未完成なキャラですので、立派に成長させてあればと思います
3への応援コメント
なるほど。
こういう形で、また「探偵は誰?」という展開になるわけですね。
前の話で、すでに探偵役が特定されたので、「犯人たちの探偵探し」は済んでしまってるのでは、と少し心配になったのですが、また新たな探偵が登場というわけですか。これは面白い。
つまりはこの主人公が、ヘンな事件にやたらとぶつかる運命を背負っているということで ^^、まあそこはお約束ですね。引き続き、先を楽しみに読ませていただきます。
作者からの返信
ありがとうございます!
ヘンな事件とかヘンな話という物が大好きでして、『世にも奇妙な物語』に出てくるような『奇妙なお話』という物を自分の中で理想形としています。
まだまだ奇妙な雰囲気が足りない今作ですが、引き続きお楽しみいただけるよう頑張ります。
5への応援コメント
暗記したセリフを言ってるなぁ、と微笑ましく読んでいたシーンが糸口になるとは思いませんでした!驚きです。
それにしても、アルコールランプを拝借した理由といい、拝借してはいけなかった理由を深く受け止めたことといい、木林くんいい子ですね。
本人のことを思って、事を荒立てず、穏やかに注意してくれる周囲もいいですね。
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。
主人公が犯行を犯した時、激しい叱責にを受けたり、周りから白い目で見られつつもそれを乗り越え成長していく……といった感じの方がより物語に深みが出るのかもしれませんが、私の腕が未熟故このようなマイルドな雰囲気の物語になりました。
この先もお楽しみいただけるよう頑張ります!
1への応援コメント
犯人が探偵を……しかも小学生。
今までに見なかった斬新な発想に惹かれて夢中で読んでしまいました。
どんな風に展開するのかワクワクしてます!
作者からの返信
返信が遅くなってしまい大変失礼いたしました。
お読みいただきありがとうございます!
まだ未完の作品ではございますが、最近ようやく身の回りが落ち着いてきたので再開できそうです。執筆スピードはかなり遅くなりそうですが、これからもお読みいただけると幸いです