主人公一人だけでがんばっているのが、いくらか物足りない印象があったんで、相棒役は出てこないんだろうか、とは思っていました。ですから、妹ちゃんが急に存在感出してきて、これはもしや、と期待したんですけれど。
そういうテンプレ展開とは全く別次元のテーマが出てきましたねえ。謎解きの罪悪感に悩む探偵役、ですか。小学校が舞台の物語ならではの要素とも言えますけれど、そういえばここまでにもそれらしいモノローグが出てきたりもしましたし、結構意識していらっしゃるテーマですかね? これはいいです。キャラクターの成長を、本気で描くつもりなんだな、と思いました。
ただ、そうすると、延々と同じ学年を繰り返して、いつまでも小学生探偵をやるという話は考えておられないわけですね。遠からず、このストーリーは終幕を迎えるということでしょうか。それまでキャラたちがどんな成長を遂げるのか、楽しみでもあり、早々と寂しい気持ちにもなります w。
作者からの返信
とても重厚な感想、考察をありがとうございます!
書く前の段階では妹の出番はもっと少なく、圧倒的な脇役キャラでした。しかしいざ書き始めてみると、やらせてみたい事が次々と出てきてしまい今の様なキャラクターになりました。
設定的な意味でも物語的な意味でもまだまだ未完成なキャラですので、立派に成長させてあればと思います
探偵はこうかも?ああかも?と新しい可能性に気づいたり、妹の葉子ちゃんのしっかりした一面に気づいたり、謎を解き明かすことには責任が伴うことに気づいたり。
物事を様々な角度から見て、奥へと一歩進んでいく成長、良いですね!
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます!
小学生のキャラクターを書くことが少なかったので、物語の中での成長や心境の変化を書く事の難しさを今回知ることが出来ました。
この先もお楽しみいただけるよう頑張ります。