……

『   ハロー。ハーイ? トンツクトンツクト「なに? きも」 あは。ごめん。 いやほんとにごめん、私ってば電話が苦手でさ、ちょっと調子づかせないと流暢に喋ること できんくなっちゃうから、 っいやに限っては特に流暢に喋る必要も無いんだけど…‥「ああー。」

 眼帯が、ビチッと閉じちった瞼に ヒリヒリと痛い乾きを与える。うんざりだ。しかし生きている。

『 ほんとうに、危ないところだったよね?私はさ猫島くん。誰かのためとかおかげとか考えるのがちょっとこわいような節があったのだけど……なんと言えばいいかな。アノ、 えーと。



 語りえぬものについては沈黙しなければならないらしい。そうですね。と思うしとは言え発光する液晶は最近ごっそりいってしまわれた心許ねぇ〝ともだち〟の残機、 …(これが0になればちゃんと死ぬ。)

「遊びだったんだ」

〝知ってるよ、〟と不思議な顔をされて、何か言いたげチックにもぎゅもぎゅっと一瞬だけなった薄桃色の唇の残像が未だ──あちぃだけで温もりが乏しい光…〝5〟です。6でもないです。 「誤解をしていたんだよ、きみたちはずっと」と合意のうえでギュッして身勝手に引き寄せていた、たとえああいうの、 どっちもどっちになりそうでも

 ‥…ぼくは酷いことをしたんだな。と、苦しくともようやっと認められたので交際を絶つ。


 ──


 呪いのような言葉だった。ずっとどこかで存在を知っておいてくれよ! とこいねがっていたはずなのに……人間はそんなにも身勝手で ─っつーか足を取ってくんじゃねーぞこの  …とあの山道さんどう引き返しながらマジの真面目にしゃーなくおんぶした花道青を振り落としそうだった。嫌で嫌で、嫌だったから。

 とは言えそれが人生の本質であるということも重々、 ……本当にふと、歩みを止めてしまいたくなっちゃう時がありマース☆彡ってぐらい痛感してるのがぼくなので背負しょい続けてたんだけど …ッいや歩けェ自分で! ──足腰立たないよぉめそめそいやいや嘘嘘ごめんごめん大丈夫だから先に行ってニコっ あ怪我痛いね? じゃあ尚更とにかく急いで ほらっ、えへっえへっ、 ……ってモー(嘘の嘘です、置いてかないで)が見え透け過ぎて却って愛くるしい! とかならなくドストレートに(卑しいなぁてめえ) 〝博愛〟が泡吹いて卒倒するレベルの苛立ちが頭の中をいっぱいに占拠し、それっていうのはきっと肉体に蓄積しとった疲労が万象の情緒を汲み取る精神力サンの稼働する余地を先立せんだってそれしていたからっつうことなんでしょう、 ヤングver.のうば捨てかよもうめちゃくちゃなんだよなぁ目が無いッスね~…かーえろ! っと真夜中の山ん只中に女の子一人置いてけぼりにしてまおーかなが現実になろうかというとこ猫島美月は、…うーーっと今度の今度こそ 何遍も何遍も繰り返してきた辛苦と共に行くことを決めたばかりの・おどけて言い改めるならネオ・猫島美月だったから背負った。なんでだか大人しくおぶられた背中で行き違いの呼吸のリズムが只でさえ汗びっしょの背中に、 ぐぬっぷ ぐぬっぷと

           ──やっぱあったかいですね。熱いぐらい…‥(呼吸も早いよな。ヒトとは長く寿命違うもんな。)

 沁みていた。

 ──私は正しいことをしたかな。

 うん、と答える他なかった。他ないと思ったのは確かに意外だった。正しいこと? ……よく分からないが、其処が正しい処じゃないことは自明だった、なんせ直近で人死にが出てるトラテープ包囲の遺棄現場……本来 立ち入ってはならない場所だ──●──立ち入ってはならないと、他の無数の解釈によって縁取られている処には当然それに値する訳が在り、その訳のために生者が善の道をく足を取られるなどということは

 そんじゃあ善の道ってなんだ?

       猥雑な町明り夕暮れどき学生の吹くデタラメなラッパ音無しに中空を羽ばたいている蝙蝠コウモリの群れ──氾濫する情報ってさー狭窄した視界というか物理的に つまり比喩ではなく↔至極現実的に欠落した片目ん玉方の入り口からだけだとドドドドドォの怒涛という感じがしてゥッンーー 未ぁだ新生の肉体×ヒリヒリ痛む程れた感受性の器、デ・掛け合いが上手いこといってならんような気がするんだけどまぁそれはなった奴にしか分かれないことだし〝成り方〟なんて人の数 あるのだ。そーいうのが似通う事だって必然 たまたま不運不遇に遭っても生き長らえる吾輩のようないびつ星人(地球産) が一度ひとたびでも分かり合いたいと願ってしまえば  それは、 …だ。

 でも大変ではない人生なんてこの世にあるんだろうか。


 ……


 他人ひとに伝わらない言葉で話をするんだ  実家に帰ったとき懐かしいが部屋にたんと置かれた書冊薄ぅく埃やら猫毛やらが …なにかもう積もるを越してへばりついていたので 、っても天辺の本だけ。 上京する前は書棚に入れとったはずなんでもスゴーーッッッ と襖開けたら猫猫猫猫猫突入ーーー! スポポポポンっってサリンジャーの安息の地だったのによォ……□の窪みにジャンピンでペロリンッと得意げに舌なめずり、すんな! 同胞殺しも察せんのか、やっぱり間抜けだな。

『未成熟なるもののしるしとは、大義のために高貴なる死を求めることだ。その一方で、成熟したもののしるしとは、大義のためにいやしく生きることを求めることだ』

 紐でキュと縛り平積みされていた。十字架さながらの跡がついていた 八冊単位平積みの強制退去本シリーズ×6の第三章分から引き抜いた表題作は J.D.サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』、噛み千切られたスピンの閉じてたページにはそんな、かなぁりドン ピシャリな文章が引用されてあってヴィルヘルム・シュテーケル氏は精神分析学者の『ライ麦畑でつかまえて』なんちゅー世界的名著に金言を引用されてるのにフロイトやユングなんてビッグネームとは、少なくとも、ここ東洋の島国においてはその記名性にのみ焦点を絞りに絞って、挙句ひいき目も潰してみたりした感じ全く比肩していない じっさい吾輩も上京のタイミングと追い付け追い越せの時季に参入した人間科学部でやぁっとこさ腰を落ち着け 割に真っとうに勉学に打ち込む前はキャッチャー・イン・ザ・ライの登場人物がそれっぽく引き合いに出しとる、たとえば村上春樹著(ちなみに18歳の吾輩が愛読しててもと、何故そう感じてしまったかは説明できないくらい自明のこととして置いて行き不本意な姿形で再会することとなった『キャッチャー・イン・ザ・ライ』は村上春樹:訳の方)の作品に出てくるデレク・ハートフィールド的な言わば虚飾虚飾…そういうマトリョーシカ然とした技巧の一部なのかと思っていた。ね、 …・─死因をなぜか印象づよく記憶する事になったわけかアなにしろ自さつだったんだ氏は。何年かを経て邂逅を遂げた文章に気持ちが支えられる。飼い猫の瞳を縦断する瞳孔が黒い刃のようで 見つめ合った数舜……と、ぐらり 自失しかけるも辺り一帯が暗くなる迄に其処を急いで発つ必要があり、殆どただの不毛みたいな逡巡から『それ』を懐に仕舞い込んで逃げおおせる ‥スゴーーッッッ、ピシャン! ッ「おまえらの夜目がほんとうにいやだよ」

「──なんで閉じこめるのおかわいそうに。にぇー?」

 赤ちゃん言葉ならぬネコちゃん言葉? ……よく分からない。死ね。ううーーン、「ごめん。気づかなかったんだよ」

「またそうやって嘘言って。あんたたちも、追っかけなきゃいいんだよ。ああっ、もおー。なんで、構ってくれないのに構おうとするかね」

 クルミとかいう名前の三毛猫。膝の上に乗ってくるのがいや ……

「 あの、 ─(立ち入ってくの、だって それが最も有効な手段だから。 )   ─「なにさ。言いたいことがあるならはっきり言いなさい。大体その怪我も、おかしなことなんだから……ここの辺ではずっと、隠しておいてよ。ややこしいのよ。もう」

(殺してくれないんだろうか。)

 殺してくれないんだよ。

「大義ってなんだと思う? 大いなる義務って書いて大義たいぎ

「なに? またそうやって、たいした学歴もないお母さんのことばかにしてるの」

「ちがうよ。一度もそんなこと無い」「大体あんた飛び過ぎなんだよ。なおんないね」

「よそではもう、できるようになってるけど……」

( 言わない方がいいんだな。) 大丈夫だよ。

「義務って言ったら、子どもを育てること「(もういいよ) 」こっちにおいで。クルミ!」

「ネコちゃんも?」

「そうネコちゃんも。命を預かるってことだから。ねー」

「……」

「また笑って。もう出るの?」

「ああ、うん」

「ちゃんと申請の手続きとか、あとのこと一人でできるの」

「あのー、バイトの人がそういう保険のこととかやたら詳しくて。あとなんか躁鬱っぽい。言ってなかったけど」

「ええ? 誰が? ……えー、なんで?」

「わかんない。けど一旦、仕切り直すから……いってくるね」

「駄目な人間になっちゃ駄目だよ、美月」

「……」

「ほら美月、待ちなさい!」

「いや先に玄関だけ行かせてよ。階段とこの扉閉めとかないと猫たちスッ飛んでくるでしょ」

「…八島さんとこの娘さんの話だけどね、間違ってんだから。ああいうのは駄目よ。世界はぜんぶ自分一人のものじゃないし、他人のこと自分の所有物だと勘違いするようになったらゼッタイ駄目」

「ハハ。 躁鬱だって。八島さんそうだったの?」

 ──靴紐を結ぶ。立ち上がる。

  外に出る。

 ──もう少し。大丈夫できる。

   ─(! ーーソーいうこと 、 )

 玄関扉の手前で振り返った時母親と自分の血が繋がっていることが異世界転生モノの起源にTSタイムスリップしたかのようで…… わかる、分かるよ。(お前に何が分かる。) そう、 想う

 奥まった廊下の果てで台所に直結してる戸が、カリカリ  カリ「諦めるのが肝心ってことだよ。」カリ…‥花瓶が花の幽霊を活けてある。噓が無いから花は好きだと、いう言葉の真意がまだ汲めていない。たぶん長いんだ「期待しないことが大事だって、お母さん学んだから。それ分かってない人の話とか聞くとイライラすんだよ」

 ──長い。焦らずで、いい。「あのさ」カリカリカリカリカリカリ「……」目の奥が痛むなら ・「なに。ほらもー出たがってる」「ぼくさ、間違ってんだけど。」


 


「自分で、やったから」

 かなしいね。

 大丈夫。

 正しいよ。

 諦めたことで細く長く続いていけるなら、その営みは正しいのだ。

 なにがなんでも。



 あなたが好き。──No.5ちゃんは、 こんにちは! と、元気よく挨拶をするコ。──「、そう言ってくれるのがうれしかったりする」とか云われ「だってそれってあなたが少なからず挨拶を大事にしている人だって 思いが伝わるし」 ん。そういうことなのかな、解釈がまた吾輩をさいなむんか……。(あのねえ無事でいてほしいと思っているんだよ。)

 みんな。

『   ──猫島くん見てるとさ、なんか、まっすぐに〝これは自分ではなく誰かのためだ〟っていうような役割の人がいるのも、ぜんぜん悪くないことのような気になる。それが偽善だって思うとこもあるにはあるんだけど、  「うん」 『あんま、喋れなくなっちゃうなぁ』「! ああそれって、吾輩の腐敗だと思う。言われたんだけど。最近人にね」

『腐敗って?』

「いや、それはこっちから出た言葉だけど。 ほら、喋りたくなくなるんだって。何を思ってるとか、こう思ってほしいからこう話すようにしようとか、そういうの全部あなたといると意味無いような気になってくって。言われた」    『あぁ……ぅハッごめんね、この沈黙完ペキ肯定のそれだもんね! いや、あの私も今 でもそれは喋ってもらえたんだねって言おうとしたんだけど。なんか、迂闊には喋れない気には、確かになるな』

「ふうん」

『あーそれかも。猫島くんすきだ。はは、腐敗なんて言わないでほしいって女の子たちきっと怒ってるよ』「でも引きずるじゃろ」『じゃろ。ハフ ッ動揺してスルーするくらいならちゃんと引き受けてもらえる? みんな、無事でいたいから。好きになった人には平気でいてほしいと思うよ。  猫島くんそういうのない?』

「……(なんか前も言ってたなそれ、)『あん時も言ったけどさ。いやはやほんとうに危ないとこだった…「なんで命をかけるの? 『もうそれで命をかけないといけんっていうどん詰まりまで失敗し続けてきただけだよ』「そう、なんだ。 でもすくいがあるよ。こないだ実家帰った時、結構心折れそうだったんだけど〝がんばれ〟っていつもの頭ん中の三点リーダーとかじゃなく聴こえたもん」

『がんばれた?』

「……いまもがんばってる最中ですが」

『はは! そうだよね。猫島くんはすきだ。猫殺しててもあたたかさを貰えるから。 ねぇ、私のことうとまないでね。おねがい』

「…………」

『 ・沈黙で意趣返し?  ズルいなぁ… 』ズルいのはそっちだ、と思う‥‥ そっち

 ──いつからそんな感じの人になっちゃったの?

「……大義って何だろう。早く答えてほしんだ」

『え!? えーごめん、漢字わかんないわ』

「 大いなる義務って書いて大義。何だと思ってる?」

『諦めないことかなぁ』

「……吾輩たぶんずっとみんなと話したいんだと思う 」

『吾輩って使ったままで? アのさぁみんな引っ掛かるよ、って思うなぁ ずっと、 拗ねてるんだよね …私が特殊だからとかそういうことじゃないんだ。この人はひとりで納得してないんだなってわかるよ。吾輩なんて変だし! でもその変さで軽やかにいってくれたら嬉しいし、それから〝好きが故に憎し〟みたいな事になるのも分かるでしょ、でも最後には人って正しく想う方にいくからね。 これは私の悪足掻きぽい希望ではあるんだけど、 、だってこちとら命かけとるんだしさ』


 命を懸けてるからといって想いが伝わる訳ではなく。

 しかし命をかけないと伝わらない想いもまたあるということだ。

〝それって結局、何も言ってないですよね。〟

 ──キビシー! 、とか思う。吾輩は恥を吞むように薬を呑んで、ガバガバと小説も書き始めている。色々まぁ言われる。あぶないとか特に。でもみんなのこと好きだよ、と言ったら案の定どーにも伝わらなかったので黙って、それでもたたかいはやめてはいけない。

 思うに、人生はさびしいと思う。

 でも、そのさびしさが普遍のものだったとして、思う人思う人のことを愛さないでおけるだろうか!? あの人のこともあの人のことも許さず、生きて、ってかなしいばかりだ。



(ニャア、グラ。)

 譲渡会で縁のあった仔猫にそう名づけたのは、ご明察。グリからの連想で‥─ッても彼女グリの名の由来はフランス語の灰色グリからだ。絵本じゃない。グラってば奇しくもグリと同じ灰色の毛皮を持ち、とか、そういうことはしない。キジトラの雌。──と花道青に言われて吾輩がムッとしたんは先にべつに思っていたことだった つまり替えの利く代もんだと──中にはそういうぽっかりと空いた心の穴埋めめいた事情を懐刀ふところがたな然としのばせ場に臨まっしゃる方もいるにはいるようだが……?   自分が頭おかしいと診断されて以後、言葉遣いやらに奇怪な影響が表れるようになり猫は優しい、今撫でているところ…‥おのれの臓腑をさすっているみたいだ。

 ほんとうにごめんね、

 ゆるしてくれるね。

 君たちのなかニはそんな病みまっ最中のアブナイ成人男性ニ猫なぞ飼わすなよと憤慨する 、まぁ分かるな。分かる。 ・・他人からの解釈による影響も表れるけれど人間には多分そもそも善への推進力──猫を選ぶ時先代の面影を探さないようにする、 (──それはこの子らのいのちに失礼だから。) とか考えつくのはいい子だからとそう言うよりかはと胸張った方だけが行き着く何かが、あればいい。

  愛猫家の人類愛。

猫を飼うのがいいよと勧めてきたのは花道青で、その訳はなんちゃら遊び相手達を突き放して距離を空け清算した気になってるのさてはと詰め寄りその通りだと数舜でも思わせた……『‥それはだめなんだよ。 』…(。)

 八島弘香の殺しは躁鬱のせいではない。薬を呑まないと下界 、 ではなく外界のひとびとにあらゆる行為を許されないからそうしてる。 原因はべつに解っている。手放せないだけだ。


     * * *



 男の子が自然博物館の展示を、ぐるりと粗方あらかた見て回り終わる。はぐれたようで、だけど本当は撒かれたのかもしれないのにキョロキョロうごく鳩みたいに何を考えているのかいまひとつわからないで同じ班の子を捜している……│


     * * *


 ゴロゴロ…………・・

「雷みたいね」

 ──うすぼんやりとした光が誘うからこたえていた。持ち帰ってきた小説何冊かと中学の卒業アルバムは、木目調のデスクに置かれ。 吾輩はいまいち焦点の定まらない視界で時折 まだ遠くの稲妻を反映はんえいするようになった窓の磨りガラス、‷プクスー・‥ 〟と 音が鳴る呼キューで膨れたりちぢんだりしている豪胆な膝の上のグラとを捉えながら花道青の存在の有無についてを検証し終えたてで(… ・・──「ズッ友」ってなんだったんだろう )・ゲボを吐きそうになって

      アンミャーン、

「うるせェね」 ルルルッ

〝自分という物語を残すために人は子を育てるのだろう〟と遺した人もいた。伊藤計劃。……〝子を持たない代わりに私は小説を書いているのですよ。〟と、これの出典は確かではない、でもどっかで‥たぶん SNSか何かで<村上春樹がそんなこと言ってましたよ。ええ。>って文面が記憶に残っとって、両者ともの作品を読み返させて貰ったばっかで、なんというか いまは うらがなしくもちた状態なのだ。


     * * *


   が、さっきのお姉さんの言ったようなことならツラいと思った。


     * * *

              ウウーーン


 猫島美月は筋書きを決めていない。それでまあ色々と頓挫することもあるにはあるけれど、やってく内に洗練されていく技術なり、明るみになる工程なりがあるはずだらう。

  そのように信じていた時期が自分にもあり……│ *  とか、もしかしたらそういうことにもなるかもしれない!

 あなたは生きていけるだろうか?

     猫を撫でる。


 いきなさい。大丈夫かよーって言いたくなっても「大丈夫だよ」と言う。それは自分から放たれた言葉ではあってもだと思われようが (吹っ掛けないとだめなの。)

 遭難した山の道中w ってももはやどこから道でそうじゃなくなったのかが不明瞭な現在? ッチ、では笑気がやたら込み上げてきたりだとか全く背景の仔細な架空の同行者が正常性バイアスgyurrrrギュルルルルのワッフルワッフルしかして此のような持ち帰り検証あとじゃどんなに懸命な創造だってさ続けらんなくなる………?

  ─…かたづけなど。 ✨

✨  ●✨●● ●✨ ●● ✨✨✨  ● ●

✨ ✨ ひとつも取りこぼしたくないよ。● ないのないの。勝つの勝つの、

 嗚呼きていけるだろうか!? っ──

「 ── ( がんばって! って応援することしかできないよ! !‼‼‼ねがいだよ !願いがあなたをいかすでしょ

 好きよ、もちろん。

  …‥ ジゴロはもうしめぇだろと  て許に残ってくれたNo.5 ・‥姫嶋菜々穂の願う通りに他のコらを突き放し◓やはり、関係性って距離を空けて瓦解するパーセンテージ高いてか限り無 こ ぉ.ッ っ カンのゼンソウじゃない⁇ り行きぃー ーが── 〝そうもならなかったのっ!😏 〟、─なんてしょうに付されたのが丁度アルバムぱたぱた見返し、花道青はなみちあおいという霊媒師いずな外伝みたいな全くもって非現実だった同級生と……その他、実在しつつも忘却が多分着々と加速ヨカむしろ等加速くらいで憶えてなくなっとったった今この状態の此処だと友達でもなんでもないよなぁ。とか 予感に従い赴いた同窓会での顔ぶれと照合したりしなかったりぱたぱたり考えを巡らせていたところの〝ブルル〟─ <そうもならなかったのっ!😏 >だったから不安になった。

 ちょうどいいことなんて何一つない。忘れるように生きて変わったねと言われることでもう寂しさを抱えている状況じゃないよね。ひと殺しめ。ひと殺し。こっちは猫で済んでよかった。

 都合良いことだってそう起こらない。あなたの空洞は見通されることがない。どんなに願ってもだ。なら当然、どんなに願わなかったとしても──ウルルッ  アンミャァーァヴ ゥ

母さんが本を読まないからこんなになった。 ベトベト……なんのなんコレ手に取り直した小説 ・ 状態が良ろしく なくッ てッ 、いやというほど

  *   。 *

          *

          *

  花道青が猫島美月の創作した人物。やはり、他人の心の深奥に立ち入ることができる誰かは無い。それでもある情操は神様を亡くしてなおと胸を焦がす。

 ぼくはそれを予感と呼んで、誘われるままにいっていた。或いは今も、今これからも。サリンジャーの気持ちが今なら分かる。晩年は自分ひとりのためだけに執筆をして、世に公開されない作品も多々あったという。味方は、本当にそうなのだ。

 ある種の人間はその命に依って世界の全てを敵に回すことができる。

 ──いいかい、内緒だ。ぼくは昔、お前と同じ種の生き物を音をたてないように死なせたんだ。だからってお前ばっかりに構っているわけにはいかないし  お前が、良い処に行けたならいいのだけれどって本当に祈ってる。

 自分都合さ。

 何でいけない?


 ……


 花を飾った。ガラでもない。毒の無いやつを店員さんに予め聞いといた。近頃じゃ花の配達サービスなんてのも。「そのうち晴れるよ。うん、カミナリ近くなってきたからな… 」 ……真っ当に喋らせてくれないかな。

「いい子、いい子…」

 厭なヤツら…背表紙をぼぉっと見るともなしに…………あぶないとか苦笑されながら言われっぱなしで

 ──😏 …………😏 、笑顔 (?)って心の裡がそのまま出るも翻りくしゃっと機微が隠匿サレに行使されているなぁな心象も未だに消えていないから、それは──「どういたしまして!」と──…何がなんだか満足そうに返されてしまった同級生たちのツラがそうだった=苦笑の奥から目の内側の揺らぎが伝わり怯えてヰるノが判ったTSタイムスリップ ! 「あぶない」──…厭な人間に成るんだ気軽に人付き合いもできないような 小説家に。

●目が無い。

 もう大人だから恐れてはいない……その態度が腐敗を招くんだとして、それでも、一度間違えたからもう正しくなれないなんてことはないんだ。

 少なくとも、そんな風に解釈する道を自分の意思で選んだんだ。己サンは何とも意固地で。まだ足取りは重いけど、止めなかったんだ。

 あなた以上に……あなたを愛してくれる誰かは無い。そういって此処まで来たわけかな? ………告白された事が多々ある。…── (見る目が無いなあ……。) ……それは現在いまの吾輩だけど! (笑) !  こうやって笑っていたら菜々穂ちゃんがまるで不憫ぽくなって…〝ぽく〟といえるのは、やはり思ってもいないからなんだ………いえるって。現実には言ってないけども。

 勿論。

  ……誰かのために為しているようなことも本当は自分のためにしていることで、他人の気遣いすらも疎ましく自他共にどん詰まりのくせに自傷はならんで!自嘲して戸惑わせたり衰弱させたり…… (……) そういう様相を見下して愉しんでいる節が吾輩、未だにあって── 「不憫、不憫」──とは言え、── と


 ……

 口に出す言葉はいつだって本心から睨みつけられて、弱まっとる。だから何も現実で太刀打ちできていない。 あなたにそんなさびしい真理を誰から差し伸べれられた手でも最早触れられないほど奥の奥の心の奥の方に綴じ込んだあの人とは、分かり合えない。  ……

…………

 がんばれ。

………………………………………〝価値で、勝ちだ。〟とか、いれようか。「ニャー?」

       ウゥン  ナ アァーァオ ゥ

「今日はよく鳴くね。鳴っとるしね」

 こたえても  こたえてくれる保証がない。──いっちょ前に世界を怨んでいた己自身に言えることがあるとするならば、どうかそれがなにより正しい想いを退しりぞけない、真摯な言葉であるように祈る。それはとても難しい。ウウ ー~ ~ン゙ ゥ← …キャワ♡………

 相手を見ているととても思うよ。それはある意味で自分の気持ちを踏みにじること。……でもなれた、慣れだ馴れた  あなたってばだ。

 黒の瞳で邪悪な亡霊かて。おいていく置いて行く…どうせ忘れ  後腐、……………穴は本当は掘っていなかっただろうに。だろウ。

 あのまま腐っていったのだ。その事実に耐えられなくて記憶を改竄したんだと言ってしまうのは簡単だけど、そこには他に汲み取られるべき心が在って、物語を紡ぐ者は辻褄を合わせながら外面はどうあれ泣いていくんだろう──*鳴き腐れズッ友 * *  …たすけたかったんだ。

 ──ウァーン。アアァ…。

 …─ぼぉんやりとしていると、飼い猫の鳴き声に目の前を見せられる。そういうのが嫌だったんだよ。でも嫌だからって猫を殺していいわけはないし、ましてや殺人を犯していいわけじゃあ当たり前にない。これはあくまで一般的な見解で、それらが真っ当であるのか否かは自分の気持ちにしか任せられないことだ。

 そこは任せているから………………………… ゥァアッ………………………………… フウゥ 、…ンゥ……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………どう いたしまして。


 音読する。 「どういたしまして」


 ぼくはそう書いてる。──2023年の八月 、返信してイたね恥ずかしげも無くさ。 プライドでもあったんだと知った。。想う。想う。想う。正しく、そう想う。

 …………いかないでほしいよなァ………………… ウァアーンッ……………………ヴ オゥオうゥ……ッゥナァン ッ… …………………………(…………………………………………………………………………………

「大丈夫。……大丈夫だよ。」


     フゥッ、るるぅ………ンンゥ、ぐ  …………………………………………………………………………………………………………………………………アアア……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………あぁ…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………




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鳴き腐れズッ友 井桁沙凪 @syari_mojima0905

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