File.153 父親視点②

ぜひこちらの作品も見てください!!

【速報】学校からの帰宅途中でモンスターの卵を拾ったわ!!

https://kakuyomu.jp/works/16817330662569406671/episodes/16817330663132353586



元嫁と再開してから数日後、俺はいつも通り農作業をしていた。


他の人達と一緒に作物を育てたり、いろんなものを作ったりする事に苦労しないようになった。俺のことを受け入れてくれた人達のためにも頑張ろうとしていた…


でも、一つ問題が発生するようになった。ある時近所の農家の一人である野崎さんに話しかけられた…


「なぁ…お前さんって元社長だったのか?」


「…どうしてその事を?」


「この前ニュースでやってたんだよ。あんた色々とやってたみたいだな?」


「…」


「黙っててもいいけど、俺的にはあんたのことを許したくないな。子供が冤罪被害にあっているのに、あんたは子供のことを信じてやらなかったんだってな」


「…」


「それとこの前電話をしていたのを見ちまったけど…あれはお前さんの子供と電話してたんだろ?」


「それはそうですけど…」


「子供と何を話ししていたのか分からなかったけど、とりあえずこれから切り替えていけば良い。俺はテレビを見て知ったけど、他の奴らは知らないようだしボロを出すなよ?」


「俺のことを心配してくれてるんですか?」


「そうかも知れないな。俺的には君のことを守ってやりたいという思いはある。理由はわからないけどな」


「そうですか…」


俺の事を元社長だとか馬鹿にして周りに言っているのかと思った…




「俺のこと馬鹿にしてるんじゃないですか?会社の社長を勤めていたような人間が、いまじゃこうやって北海道で農家をやってるなんて…って」


「俺はお前のことをバカにするつもりは一切ない。君が会社の社長を務めていようがいないが関係ない。ここに来るのであれば受け入れるし、去るのであれば追わない。君はこれからどうするんだ?」


「ここで農家を続けたいと思っています。」


「そうか。さっきの話の続きになるのだが、元会社の社長だとしてもここでは関係ないから安心しておけ。君はこれからも今まで通りに過ごしていればいいと思うぞ。だが、自分の子供と関わりを断つというのは絶対に認めん。」


「どうしてですか。俺は息子や娘に合わす顔がありません…」


「俺がこの地に来た理由は、妻との別れが原因だったのさ。妻が事故にあって亡くなっちまった後、俺は自暴自棄になって様々な地を転々するようになったんだ。息子と娘が居たが親戚に預けたんだ。子供の顔を見ていると妻の顔を思い出して辛くてね。」


「…」


「そして時が経って10年ほど前のことだ。俺のもとに息子と娘がやってきたんだ。俺は息子と娘に合わす顔がなかったんだ…君と同じでな。」


「そうだったんですか…」


あった時から酷く辛そうな顔をしてたのはもしかして…


「そして息子と娘は俺の顔を見るなり、睨んできたのさ…そして俺に向かってこういった。『お前は俺達の父親なんかじゃない!!』ってな。あの時は辛くて家に引きこもってたのさ。」


話をしてくれたのは嬉しかったけど…俺に話す必要はないだろうに…




今日も見てくれてありがとうございます!!


皆さんからのコメント随時お待ちしております!!なるべくコメントを返そうと思っていますので、感想なんかを書いていただけると幸いです!!


小説のフォローや☆での評価をしていただけると嬉しいです!!よろしくお願いします!!


小説のご紹介!!

殺人鬼に恋した女子高生

https://kakuyomu.jp/works/16817330660613916378/episodes/16817330660665494728


君のことを信じなければ良かった…『嘘告』なんてするはず無いって…

https://kakuyomu.jp/works/16817330661985584762/episodes/16817330662204272620



新規小説は結構いい感じです!!ぜひ読んでくださいね!!


上記三作品はどれも多少は結果を残していますから、楽しんで読んでいただけると思います!!


一番下の作品が最新作ですのでぜひ読んでください!!



すごい眠いです…ちょっと更新に時間がかかる場合があると思います。そこのところ把握してもらえると嬉しいです。


眠い中書いて文章がめちゃくちゃになってる気がするので、遠慮なく指摘してもらえると幸いです。明日にでも直します


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る