File.152 (母親+父親視点)
母親視点
私は間違ったことをしてないはずだ…例え世間一般からすれば悪だと言われるような行動でも、私にとっては正しい行動をしたはずだ。翔太の…いや自分の息子のために行動して何が悪い!!
そんな事を考えながら、過ごしていると面会希望者が来たそうだ。面会室に行こうかどうか悩んだけど、一応行くことにした。もしかしたら翔太が来てくれたのかもしれない…そう考えるだけで自然と足取りは軽くなった。
面会室に着くとそこに居たのは私の元夫だった。元とはいえ、夫と話さないというのはどうかということですぐに去るのではなく話をすることにした。
「…ひとつ質問をしてもいいかな?」
「どうぞ?私の元夫さん」
「それじゃあ一つ質問させてもらうんだけど、君は自分がとんでもないことをしたってことを理解してる?君がした行動のせいで俺を含めた家族に被害が出ること分かってるのかな?」
「少なくとも私が言えるのは、貴方とはもう家族ではないことよ。翔太のためにやったことなんだし、翔太が許さないわけがないわ。ちなみに言うけど、家庭のことも何もかも知っているかのように言わないで。あの時貴方が翔太のことを守ろうとした?私も貴方も翔太のことを結局は信じてあげられなかったのよ。」
「そうだ。だから俺は君に一つ言いたいことがあってきたんだ。」
「何?」
「俺も翔太には今後関わらないし、お前にも関わるつもりはない。だからお前ももう関わるな。」
「えっ?」
「それじゃあ俺は去ることにするよ。君にとって俺は目障りなのかも知れないからな」
翔太と関わるなっていうの?どうして?
父親視点
俺は自分の仕事が一段落ついたため、一度元嫁にあってみることにした。
手続きなど面倒くさいことが多かったが、数カ月ぶりに顔を見ることが出来た。彼女は俺が告白した時の顔や、最後に別れた時の顔よりも老けてしまっていた…これもストレスとかの影響なんだろうか?
かくいう俺も最近は髪の毛が抜けてしまうことに悩んでいる…だが、これは子供のことを信じきれなかった罰だ…そう考えればしょうがないとさえ思えてくる
そして久しぶりにあって話したのは、わずか5分だった。胸に悲しみが込み上げてくるがこれは罰だ…罰なんだ…子供のことを信じることが出来なかった罰だ
「…飛行機にのってここまでやってきたけど…無駄だったのかもな。」
最近は農業するのが更に楽しくなってきて、他の人達の手伝いをして回ることもあった…あそこは、後ろ指を指されることもないから非常に快適だった…
でもここでは道行く人すべてが、俺の事を指さして馬鹿にしているのがわかった…やっぱり来なきゃよかったな…
でも、久しぶりに話すことが出来て嬉しかった…いずれまた嫁と、笑って過ごせるような関係になりたいと思った…
そんなこと叶うはずがないのに…
今日も見てくれてありがとうございます!!
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小説のご紹介!!
現代に落とされた神は、「はいしん」をして再誕する!!
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君のことを信じなければ良かった…『嘘告』なんてするはず無いって…
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新規小説は結構いい感じです!!ぜひ読んでくださいね!!
上記三作品はどれも多少は結果を残していますから、楽しんで読んでいただけると思います!!
一番下の作品が最新作ですのでぜひ読んでください!!
時間がない中で書いたので少なくてすみません…
深夜投稿できなくてすみませんでした!!
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