File.151 どうして…(神田視点)
この方を覚えているでしょうか?時系列的には、すごい昔になります。忘れている方が居たら是非『登場人物紹介!!』に移って確認していただけると良いかと思います!!
それでは本編どうぞ!!
あの日から私の胸の中には悲しみが溢れていた。なぜなら親友が殺されてしまったからだ。
「どうして殺されなくちゃいけなかったのよ…」
彼女は、私にも様々な被害を及ぼしたためあまり良く思っては居なかった…でも、『親友だし今度会った時に説教でもしてやろう!!』と思っていたときだった。それはつい先日のことだった。
テレビをつけていつものようにニュースを見ていると見覚えのある場所が見えた。
「え?ここって…沙羅の家じゃないの?」
何処からどう見ても沙羅の家だった。と言っても、一度だけ居たのを見ただけだったし詳しくは知らないけど…風のうわさで聞いた限りでは、闇金から借りて海外に逃げたとか…それでつい最近開放されたとか…そういう噂を聞いた。私が見たのは闇金から逃げた後の家だったのかも知れない…
そしてようやく新しい家を借りて、仕事につこうという風に考えていたらしいが…
「えっ死亡?えっ?」
私の頭の中は混乱でいっぱいだった。ずっと混乱して仕事でもミスを連発して上司に怒られるほどだった…そして、今日葬儀が開かれる事を母親から聞かされてようやくっ悲しみが私を襲ってきた。
「嘘…どうして…」
悲しみに襲われながらも葬儀を執り行って、いろいろな人達と話をした。曰く殺したのは、冤罪にかけてしまった子供の親だそうだ。
詳しく話を聞くことは出来なかったけど、様々な話を聞くことが出来た。
なんでも母親が家に入ってきて、酷い方法で殺したそうだ。私の心の中は悲しみも憎しみも混ざったような状態だった。
「どうして…どうして沙羅が殺されないといけなかったのよ…確かに痴漢冤罪っていう人一人を社会的に再起不可能にまで追い込むことができるような酷いことをしたけど…何も殺されなくたっていいじゃない!!」
「涼子ちゃん落ち着いて…私だってこの事件のことは酷いって思ってるわ。でも考えてみて?殺人なんて許されることじゃないし、私達だって許すことはない。でも、殺した彼女の話は、『全て息子のため』だそうよ。」
「は?」
「私だって実の娘である沙羅を殺されて怒ってないはずがないじゃない…でも、彼女の話を聞いているとね?そもそも痴漢冤罪が起きなければ、こんなことにはならないと思ったのよ。」
「そうなんですか…でも、殺人なんておかしいじゃないですか!!」
「落ち着いて。私達だって悲しいのよ…」
娘を殺されたのにこんな対応でいいの?
今日も見てくれてありがとうございます!!
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小説のご紹介!!
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新規小説は結構いい感じです!!ぜひ読んでくださいね!!
上記三作品はどれも多少は結果を残していますから、楽しんで読んでいただけると思います!!
一番下の作品が最新作ですのでぜひ読んでください!!
時間がない中で書いたので少なくてすみません…
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