本来であれば唾棄すべき因習が残る村と、その村に隠された秘密を伝承や推理から紐解いていく主人公が魅力な作品です。主人公は何のツテも力も持たない文屋。だからこそ秘密を暴いた所で簡単に握りつぶされ、声に出すことすらままならない。結末のほろ苦さもまさにホラーであり、まさにこの伝承が現代まで生き残ってきた証左であると言えます。
雰囲気や臨場感ある描写で面白かったです。恐怖や謎に迫るほどに目が離せませんでした。
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