レベル1に固定されたという理不尽を前に、神の加護やシステムそのものを拒絶し、ひたすら鍛錬を積み重ねる主人公アルト。一千日の素振りという努力の果てに「物理演算」の極致にたどりつく。しかし、それは冷徹な理論と合理性を持ったコンピューターのような人間へとアルトを変えてしまった。それをささえるのはヒロインのリーニャであり、彼女の存在はアルトの良心であり、かろうじて残された感情の象徴なのでしょう。彼女とのやり取りがあるからこそ、主人公は単なる破壊者ではなく、人として踏みとどまっている。独特な世界観はとてもユニークで、ヒロインとの人間関係も物語に温度を与えており、戦闘だけでなく心理面でも先が気になる作品だと思います。
神からの加護に恵まれなかった主人公が、神のシステムそのものを否定し、新たな法則を作り上げていく異世界ファンタジー作品です。
主人公はレベルシステムが普及する世界で、唯一レベルアップを封じられた男。
彼がどれだけ敵を屠ろうとも、その功績が加護として振り注ぐことはありません。
けれど、主人公は高みを目指すことを諦めませんでした。
気が遠くなるほどの素振りで身につけたのは、システムに頼らない動きと技。
目先のデータばかりを気にする相手へ、彼の刃は必殺の一撃を叩き込みます。
圧倒的な強者すらひざまずくシステムが支配する世界で、主人公はどこまで上を目指せるのか。
ぜひ読んでみてください。