訳あり妻と、謎めいた美貌の夫!

皇女ラフィアは、後宮《ハレム》で育った。権力闘争に興味はなく、願いは、自由。
後宮を飛び出して、物語でしか知らない、広い世界を見てみたい……。

このたび、手柄をたてた白の族長に「褒美」として皇女ラフィアは降嫁した。
さあっ! 楽しい砂漠生活よ!
わ! 砂竜! 触りたい!
んまあ! 糞! え? 燃料なんだ。じゃあ掴み上げて……。

なんで、美形の夫は、優しい表情だけど、こんなによそよそしいのかしら?
夫婦の温かい心情のつながりなんて、感じない……。
くすん。

自由に強く生きようとする皇女ラフィアが可愛らしく、応援したくなってしまいます。
恋愛がなかなか進まず、じれじれします。

性描写チェック有りのこの物語。
ベッドインというより、心のこもったキス、という表現が近い気がいたしますが、とっても。
とって───も!
表現が素敵です。うっとりします。

おすすめですよ〜。
ぜひ、ご一読を!

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