このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(185文字)
何度も逃してきた告白のタイミングは思わぬ時にやってくる。不遜でスマート。優しい空気と裏腹に何処か悪を感じさせる彼との恋の行方は?
恋、していますか?いやむしろ、したことありますか?あ、ある? 失礼しました!好きな人のことを目で追いかけて、想いを伝えたいけれど怖くて、今のあいまいな関係を続けてしまう――そんな青春のひとこまが、瑞々しい筆致で描き出されます。「あー、分かる分かる」という人も、「こんな青春、送ってみたかった!」と思う人にもおすすめです!ドキドキバレンタインデーを疑似体験できますよ!
以前も、香坂様の恋愛作品を読んだ時に感じました。あぁ、ツボだなぁと。今回もドンッとハマったので、間違いありません。私は香坂壱霧様の描く恋物語が、大好物なんです。甘酸っぱく、爽やかで。甘いハニーソーダに、一滴のレモン果汁を垂らしたような、そんな味わい。今回も美味しく、頂きました。青春の味、恋が始まる味がしました。