作者様の熱弁が書き手の心を揺さぶる、熱い評論です。

他の方々の書かれているレビューの通り、しっかりしたデータに基づいたライトノベル論が書き手の心に刺さります。

しかし特筆すべきは作者様の熱いラノベへの「想い」を感じる事。ただ淡々と現状や過去のデータを書き記しているだけではなく、「このままじゃいけない」という熱い意志を持って読み手に訴えかけるその熱量こそが、この作品の真骨頂ではないでしょうか。

カチンとくる事もあるでしょう、「いや間違っている」と反論したい方もおられるでしょう。ですが美辞麗句で固められた論評は所詮忘れられるもの、この文章を見た書き手様が、それにどう賛同し、どう反発して執筆活動を盛り上げていくのか。

まるで討論しているような内容の創作論、読んで絶対に損はないです。

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